米グーグルは8日、多数の利用者間で短くやりとりするチャット機能「スペーシズ」が、同日から全世界で利用できるようになると発表した。近く、Gメールの画面上に、「スペーシズ(Spaces)」のボタンも配置し、メールやチャット、動画をより一体的に利用できるようにもする。在宅勤務のさらなる拡大が見込まれるなか、対応ツールを強化する狙いがある。

 グーグルは従来、多数の利用者でチャットするツールは、企業向けの有料サービス「ルームズ」として提供してきた。だが6月に無料ユーザーにも拡大すると発表。9月8日から「スペーシズ」として、提供を始めた。

 また今後、Gメールの画面上に「スペーシズ」も配置し、利用者がより簡単にこうした機能を使えるようにするという。

 動画やチャットを組み合わせたツールをめぐっては、企業の間でマイクロソフト(MS)の「チームズ」などの利用が拡大している。グーグルは、全世界の利用者が30億人に上るといわれるGメールにチャットなどを組み合わせて、対抗する構えだ。グーグルの担当者は「(コロナ後も、在宅勤務とオフィス勤務を組み合わせた)ハイブリッド型は新たな標準になる」として、人々が離れた場所でも効率的に仕事をできるツールに注力する必要性を強調した。(サンフランシスコ=尾形聡彦)=朝日新聞デジタル掲載2021.09.08