創業100年を超える京都の老舗ベーカリー「進々堂」が、業務用冷凍パンの賞味期限を偽装し、最大で2カ月延ばして販売していたことがわかった。同社が取材に対して、事実関係を認めた。これまでに健康被害などは確認されていないといい、販売先のホテルなどに謝罪する方針。

 同社によると、賞味期限を偽装したのは業務用冷凍パンの「セレアルプチ」や「ヨモギバンズ」など4種類、約100パック(1パックに10~15個入り)。

 営業や製造の社員2人が2月、本社工場(京都市伏見区)で数度にわたり、賞味期限が迫るなどしたパンの包装を開け、新しい賞味期限を印字した包装に入れ直したという。賞味期限は通常、包装した日から2カ月としているが、3日~2カ月先に延ばしていた。

 社内調査に対し、社員はコロナ禍で発注が少なく在庫を抱えていたと説明し、「冷凍だから大丈夫と勝手な判断で入れ替えた」などと話したという。(原田達矢、諏訪和仁)=朝日新聞デジタル掲載2021.12.01

朝日新聞デジタルで読む(会員登録が必要です)