生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は、急激な円安の進行や燃料価格の高騰の影響で上昇している生産コストの軽減のため、中国工場で行っている日本向け製品の一部の生産を、国内の工場へ移管した。6月に方針を決めたもので、9月に入って金型を国内工場に運び、生産の準備を進めている。

 同社によると、対象は、大連など中国国内の四つの工場で生産していたプラスチック製の衣装ケースや園芸用品など計約50種類で、埼玉、滋賀、佐賀の三つの工場に生産を移す。国内に生産を切り替えることによって、輸送コストなどを減らし、約2割のコストを削減できる見込みという。

 同社は、今後対象商品を拡大することを検討しているといい、広報部の担当者は「世界情勢に対応し安定的な生産の確保に努めていきたい」としている。(池田良)=朝日新聞デジタル掲載2022.09.15