「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正・会長兼社長は13日の決算会見で、急速に進む円安の影響について問われ、「円安でメリットを感じている人がいるのか。製造業でもほとんどいないと思う。むしろ、デメリットだ」と語った。

 ユニクロは今年の秋冬商品から、フリースやカシミヤのセーターなど一部を値上げした。柳井氏は「みんな価格を据え置くとか言っているけど、円安で原料高なんで無理です」と話した。

 日本経済について問われると、「本当にひどい。構造的に転換しないとだめでしょう。小手先のお金を配ることだけ。こんなことでいいんですか」と語気を強めた。「日本経済だけじゃなく、社会全体が悪い方向に行って、取り返しがつかないことが起きるんじゃないか。民間企業や個人ががんばっていかないといけない時代になっている」とも語った。=朝日新聞デジタル掲載2022.10.13

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