讃岐うどんを米国など海外へ輸出しようと、冷凍うどんを開発中の事業者が香川県庁を訪れ、テスト商品の説明をした。

 冷凍うどんは、だし、麺、具が3層に重なった状態で冷凍されており、鍋で温めるだけでできあがるようになっている。試食した池田豊人知事は「非常においしかった。ぜひとも多くの世界の人に食べてもらい、香川というブランドが広がっていく後押しをしてほしい」と話した。

 事業者は、小豆島を拠点に冷凍うどんを製造・販売する「うす家」と、うどん店「さぬき麺市場」を県内外で展開する「あっとん」の2社。あっとんの神原轟代表取締役は「高い技術力を生かして、だし、麺、具、いずれもこだわって作った。海外への挑戦を楽しみにしている」と話した。

 日本食の海外向け卸売業者「ウィズメタックフーズ」(東京)のアリレザ・モハマディー取締役は「日本食は世界中で愛されており、簡単に楽しめる商品は非常に価値がある。うどんが欧米の次のブームになるのではないかと思う」と期待を語った。

 県は今年度から取り組みを3カ年計画で始めている。農林水産省が農林水産物や食品の海外輸出を促進する事業にも採択された。今年度中にサンプル商品を輸出し、2年目にテスト販売、3年目には商品改良などの作業をした上で、本格的な海外進出を目指す。(谷瞳児)=朝日新聞デジタル掲載2022.11.10