中国政府が日本人に対するビザ発給を停止するとしている問題で、一部の商用ビザなどで申請を認めていることが日中関係筋への取材でわかった。日本政府の水際対策への対抗措置として発給を止めつつ、両国関係やビジネスへの影響を抑制する狙いとみられる。

 中国外務省の領事局長も13日の会見で、「外交、公務、緊急のビジネスなどの理由による訪中には適切な手配を行っている」と一定の配慮を行う方針を示していた。ただ、こうした例外の対象がどこまで及ぶかは明確になっていない。

 日本人に対するビザの発給停止は今月10日、在日本の中国大使館が発表した。その後、秦剛(チンカン)外相が、中国からの入国者に対する日本の防疫措置を「差別的、非科学的、行きすぎ」と語るなど、ビザ発給停止が水際対策への対抗措置であることを明らかにしていた。(北京=高田正幸)=朝日新聞デジタル掲載2023.01.16

朝日新聞デジタルで読む(会員登録が必要です)