目次

  1. 通行止めとなる可能性のある高速道路
  2. 12日にかけて西日本から北日本の大雨予想
  3. 線状降水帯にも注意
  4. 高速道路の最新の情報の入手先

 NEXCO西日本の公式サイトによると、九州地方を中心に降り続ける大雨の影響で、九州や中国地方の一部の高速道路で通行止めが続いています。

 NEXCO中日本の公式サイトによると、8月11日(月)の朝から東海北陸道の美濃IC-白鳥ICの上下線が雨のため通行止めとなっています。さらに12日(火)にかけて通行止めとなる可能性のある主な高速道路区間は以下の通りです。

  • 新東名高速:伊勢原大山IC-新秦野IC、御殿場JCT-長泉沼津IC
  • 東海北陸道:白鳥IC-高鷺IC

 国道では一部が10日夜から多くは11日以降通行止めとなる可能性があります。

 気象庁の公式サイトによると、こうした通行止めの原因は、前線が黄海から西日本日本海側を通って東北地方へのびており、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっているためです。

 特に九州北部地方では、雷を伴い非常に激しい雨が断続的に降っており、土砂災害や洪水災害の危険度が非常に高まっている所があります。

 8月12日にかけて、前線は西日本日本海側から東北地方に停滞し、前線上の低気圧が次々と通過していく見込みです。このため西日本から北日本にかけて、大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。

 北日本から西日本では、雷を伴い非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

 10日18時から予想される24時間降水量は多い所で、以下の通りです。

東北地方:80mm
関東甲信地方:200mm
北陸地方:100mm
東海地方:250mm
近畿地方:180mm
中国地方:150mm
四国地方:300mm
九州北部地方:200mm
九州南部:250mm

 その後、11日18時から予想される24時間降水量は多い所で、以下の通りです。

東北地方:80mm
関東甲信地方:120mm
北陸地方:120mm
東海地方:150mm
近畿地方:100mm
四国地方:120mm
九州北部地方:120mm

 線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、以下のとおりです。

11日昼過ぎにかけて:九州北部地方 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県
11日昼前にかけて:九州南部 宮崎県

 警報級の大雨による道路の閉鎖は、交通に大きな影響を及ぼすことが予想されます。特に、東京-名古屋間の長距離移動を計画されている場合は、中央道などを活用した広域迂回ルートの利用や、外出時間そのものの変更も検討してください。

 最新の情報はインターネット上の道路情報サイトで入手してください。

日本道路交通情報センター(JARTIC)
iHighway中日本(NEXCO中日本)

 週末から週明けにかけて、不要不急の外出はできるだけ控え、移動が必要な場合は、必ず最新の情報を確認し、安全を最優先に行動してください。