2021年に創業100年の蛇の目ミシン工業が「ジャノメ」に商号変更
蛇の目ミシン工業は創業100年を迎える2021年10月に商号を変更し「ジャノメ」とすることを公表しました。6月25日の定時株主総会で定款の一部変更が承認されれば、正式に決まります。
蛇の目ミシン工業は創業100年を迎える2021年10月に商号を変更し「ジャノメ」とすることを公表しました。6月25日の定時株主総会で定款の一部変更が承認されれば、正式に決まります。
蛇の目ミシン工業は1921年、日本初の国産ミシンメーカーとして創業。一大ミシンメーカーに成長しました。そのなかで、株を大量に買い占めた仕手集団の代表による恐喝事件が起きたこともありました。
2019年12月にはミシン生産が累計7000万台に到達。現在は家庭用ミシン事業だけでなく、産業機器事業などでグローバル化を進めています。
商号変更の理由として「従来からのブランド名『ジャノメ(JANOME)』で、グローバル市場でのブランド認知向上を図る」と説明しています。株主総会で承認されれば、商号は10月1日に変更する予定です。
東京商工リサーチによれば、蛇の目ミシン工業は、新型コロナの巣ごもり需要などで、国内外でミシン需要が高水準を維持。2021年3月期の連結業績予想は、売上高430億円(前年実績355億2100万円)、営業利益48億円(同11億5800万円)と大幅な増収増益を見込んでいます。
東京商工リサーチによると、2021年は、全国で3696社が創業100周年を迎え、創業100年以上の老舗企業は4万社を超えます。
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