目次

  1. 大滝観光流しそうめんとは
  2. 8月に利用客90人以上に食中毒
  3. 運営会社が廃業予定を公表

 大滝観光流しそうめんは、滝を鑑賞しながら流しそうめんを食べられる石川県の観光名所の一つでした。

 大滝観光流しそうめんの公式サイトは「過疎化・少子高齢化が進行する地域に少しでも元気を与えられればと30年以上、夏季限定ではございますが、営業を継続して参りました」と説明しています。

 大滝観光流しそうめんでは、8月11~12日に利用した少なくとも93人が下痢や発熱、腹痛などの食中毒の症状を訴えていたことがわかり、石川県中央保健所が3日間の営業停止処分としていました。

 保健所の検査で店が使っていた原水からカンピロバクターが検出されたといい、大滝観光流しそうめんは7月中旬の豪雨被害に遭い、年に1度実施すべき水質調査を営業開始前に実施できていなかったことを明らかにしていました。

 こうしたなか、運営会社の大滝観光は9月5日に公式サイトを更新。損害賠償の支払いを進めていること、損害賠償を終えた時点で廃業することを明らかにしました。

8/11に当店におきまして食中毒事故が発生いたしました。保健所による検査の結果、使用している原水よりカンピロバクターが検出されました。
現在、損害賠償の支払いを進めております。そして、皆様への損害賠償を終えた時点で廃業いたします。発症された皆様とそのご家族の方々、及び関係者様には、多大なる苦痛とご迷惑をお掛けしましたことを心より深くお詫び申し上げると同時に、皆様のご回復を心より祈念しております。
大滝流しそうめんは、新型コロナウイルスの影響もあり、中断もありましたが、過疎化・少子高齢化が進行する地域に少しでも元気を与えられればと30年以上、夏季限定ではございますが、営業を継続して参りました。
この度、多くの方々の信頼を裏切り、大変辛く苦しい思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。

お客様へのお知らせ(大滝観光流しそうめん公式サイト)