6月の「Windows Update」で起動不能 対象パソコン機種一覧

2025年6月のWindows Update以降、富士通、GIGABYTE、ThundeRobot、マウスコンピューター、エプソンなど複数のPCメーカーから、一部のパソコンでOSが正常に起動しなくなる不具合が報告されています。各社の公式サイトで対象機種や対応策を紹介しています。
2025年6月のWindows Update以降、富士通、GIGABYTE、ThundeRobot、マウスコンピューター、エプソンなど複数のPCメーカーから、一部のパソコンでOSが正常に起動しなくなる不具合が報告されています。各社の公式サイトで対象機種や対応策を紹介しています。
目次
Microsoft コミュニティによると、2025年6月のWindows セキュリティ更新プログラムのインストール後、富士通、GIGABYTE、ThundeRobotのパソコンの一部の機種で起動できなくなる問題が起こっていることを明らかにしました。
Windows 10で問題を報告している機種もあれば、Windows 11で問題が起きている機種もあり、メーカーごとに異なる症状が出ています。
初期調査の結果、これらの機種に使用されているサードパーティ製のファームウェアでWindowsとの互換性の問題が起きている可能性があると生じている可能性があるといい、MicrosoftはPCメーカーと協力して調査と解決策に取り組んでいると説明しています。
富士通と富士通クライアントコンピューティングによると、2025年6月11日のWindows Update適用後、一部のデスクトップパソコンやPCワークステーションが起動できなくなる場合があるといいます。
これを受け、2025年6月13日以降、Windows Updateの配信を一時的に停止しました。問題がないと確認された機種については、順次配信停止を解除する予定です。影響を受ける機種は以下の通りです。
• 2016年10月発表モデル: ESPRIMO WD1/A3、ESPRIMO WD2/A3
• 2016年1月発表モデル: ESPRIMO WD1/X
• 2015年10月発表モデル: ESPRIMO WD2/W
これらの情報は2025年6月13日に掲載され、16日に更新されています。
• 2016年下期モデル…ESPRIMOシリーズ: D556/P, D556/PX, D586/P, D586/PW, D586/PX, D956/P, Q556/P, Q556/PW, Q956/MRE.CELSIUSシリーズ: J550, W550
• 2015年下期モデル…ESPRIMOシリーズ: D556/M, D556/MX, D586/M, D586/MW, D586/MX, D956/M, Q556/M, J529/FA, N529/FA.CELSIUSシリーズ: J550, W550
情報は2025年6月13日に掲載され、16日に更新されています。
GIGABYTE Technology Co., Ltd. は、Microsoft Windows 11の2025年6月配布アップデート「KB5060842」を適用すると、OSが再起動しなくなる事象を確認したと発表しました。
影響を受ける機種は以下の通りです。
• GIGABYTE G5シリーズのうち、型番がKF-/MF-で始まる製品
• GIGABYTE G6シリーズのうち、型番がKF-/MF-で始まる製品
• すべてのGIGABYTE G6Xシリーズ
対処方法として、GIGABYTEは、追加のアナウンスがあるまでWindows Updateを行わないよう、以下の設定変更を推奨しています。
マウスコンピューターは、2025年6月に公開されたWindows Updateの適用後、一部のノートPCで、ロゴ画面から先に進まない、「自動修復を準備しています」の画面で停止するといった症状が出ているといいます。
対処方法として、影響を受ける機種では、BIOSをアップデートすることで不具合が解消されることが確認されています。ユーザーは自身のPCのシリアル番号(U番号)を確認し、マウスコンピューターの公式サイトで手順を対応状況を把握してください。
更新用BIOS公開済の対象商品は以下の通りです。
• mouse A5
• mouse B5
• mouse F7
• mouse K5
• mouse K7
• DAIV S4
• DAIV R6
• MousePro C4
• MousePro G4
• MousePro L5
更新用BIOSが準備中の対象製品は以下の通りです。
• G-Tune E4
• G-Tune E5
• G-Tune P5
• G-Tune P7
• DAIV 4N
• DAIV 5N
エプソンダイレクトサポートによると、一部のPCにおいて、Windows Updateにて2025年6月の更新プログラムを適用後、OSが起動しなくなる事象が起きており、対象となる更新プログラムの配信は停止しています。対象機種は以下の通りです。
• Endeavor NA710E
• Endeavor NA711E
この現象が起きたPCは、修理が必要だとし、エプソン修理受付窓口まで連絡するよう呼び掛けています。
おすすめのニュース、取材余話、イベントの優先案内など「ツギノジダイ」を一層お楽しみいただける情報を定期的に配信しています。メルマガを購読したい方は、会員登録をお願いいたします。
朝日インタラクティブが運営する「ツギノジダイ」は、中小企業の経営者や後継者、後を継ごうか迷っている人たちに寄り添うメディアです。さまざまな事業承継の選択肢や必要な基礎知識を紹介します。
さらに会社を継いだ経営者のインタビューや売り上げアップ、経営改革に役立つ事例など、次の時代を勝ち抜くヒントをお届けします。企業が今ある理由は、顧客に選ばれて続けてきたからです。刻々と変化する経営環境に柔軟に対応し、それぞれの強みを生かせば、さらに成長できます。
ツギノジダイは後継者不足という社会課題の解決に向けて、みなさまと一緒に考えていきます。