新型コロナ、感染者数が7週連続で増加 夏の流行に「換気・手洗いを」

厚生労働省は2025年7月28日~8月3日までの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の1医療機関あたり患者の平均が5.53人(前週4.12)で7週連続増加していることを公表しました。新型コロナは例年夏にも流行する傾向があります。お盆期間は帰省等で高齢者と会ったり、大人数の集まりが増えたりする時期でもあるため「換気・手洗い・咳エチケットなど感染症対策を心がけ体調を整えましょう」と呼び掛けています。
厚生労働省は2025年7月28日~8月3日までの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の1医療機関あたり患者の平均が5.53人(前週4.12)で7週連続増加していることを公表しました。新型コロナは例年夏にも流行する傾向があります。お盆期間は帰省等で高齢者と会ったり、大人数の集まりが増えたりする時期でもあるため「換気・手洗い・咳エチケットなど感染症対策を心がけ体調を整えましょう」と呼び掛けています。
厚労省の公式サイトによると、新型コロナウイルスは、一般の風邪の原因となるウイルスや、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」などを含むコロナウイルスのひとつです。
感染者の口や鼻から、咳、くしゃみ、会話等のときに排出される、ウイルスを含む飛沫またはエアロゾルと呼ばれる微粒子を吸入するか、感染者の目や鼻、口に直接的に接触することにより感染します。
エアロゾルは一定時間、空気中にとどまるため、長時間滞在しがちな、換気が不十分で混雑した室内では、感染が拡大するリスクがあることが知られています。また、ウイルスが付いたものに触った後、手を洗わずに、目や鼻、口を触ることにより感染することもあります。
このため、冬だけでなく、エアコンの使用で換気が悪く、大型イベント等で人が集まることの多い夏も、流行しやすくなっています。
厚労省の公式サイトによると、2025年第31週(2025年7月28日から8月3日まで)の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)定点当たり報告数の都道府県別のデータは以下の通りです。
都道府県 | 定点当たり報告数 |
---|---|
北海道 | 1.75 |
青森県 | 2.27 |
岩手県 | 4.12 |
宮城県 | 3.71 |
秋田県 | 4.16 |
山形県 | 3.03 |
福島県 | 3.25 |
茨城県 | 7.40 |
栃木県 | 5.23 |
群馬県 | 3.51 |
埼玉県 | 7.92 |
千葉県 | 8.27 |
東京都 | 4.45 |
神奈川県 | 7.29 |
新潟県 | 5.53 |
富山県 | 3.21 |
石川県 | 4.57 |
福井県 | 3.26 |
山梨県 | 5.49 |
長野県 | 4.20 |
岐阜県 | 5.42 |
静岡県 | 5.25 |
愛知県 | 6.86 |
三重県 | 4.34 |
滋賀県 | 4.64 |
京都府 | 5.68 |
大阪府 | 4.04 |
兵庫県 | 4.80 |
奈良県 | 5.50 |
和歌山県 | 6.04 |
鳥取県 | 3.31 |
島根県 | 3.85 |
岡山県 | 4.52 |
広島県 | 4.04 |
山口県 | 4.13 |
徳島県 | 5.00 |
香川県 | 2.88 |
愛媛県 | 3.89 |
高知県 | 5.76 |
福岡県 | 7.33 |
佐賀県 | 8.75 |
長崎県 | 6.33 |
熊本県 | 9.58 |
大分県 | 6.98 |
宮崎県 | 14.07 |
鹿児島県 | 12.68 |
沖縄県 | 12.73 |
総数 | 5.53 |
なお、2025年4月7日以降は、急性呼吸器感染症サーベイランス開始による定点医療機関設置基準の変更に伴い定点数が変更されているため、データの解釈には留意が必要です。
感染ルートを考えると、新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染症の予防には、「手洗い」「マスクの着用を含む咳(せき)エチケット」「換気」などが有効です。
特に高齢者や基礎疾患のある人が感染すると、重症化するリスクが高まります。帰省やイベントなど病院での面会や大人数で集まったりするときは、マスクの着用を含めた感染対策に配慮しましょう。
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