政府が分析している統計データとは

 国民の平均寿命から働き方別の平均賃金、ある病気の患者数まで政府は様々な統計データを集め、政策に反映しようと分析をしています。統計データは公表されており、日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト「e-Stat」から誰でも分析のために利用できます。

 2020年は「巣ごもり需要」という言葉も生まれました。この記事では、経産省の解説をもとに、統計データから見えるコロナ禍の消費動向をご紹介します。

経産省がYouTubeで解説動画

 2020年は外出の自粛による、外食産業の落ち込み、スーパーなどの売上増加が報じられてきました。こうした巣ごもり需要を食材ごとに見てくと、どんな変化があるのでしょうか?

 経産省では、食の消費動向をつかむ統計データの活用方法について、11分ほどのYouTube動画で紹介しています。この記事では、動画でも紹介しているさまざまな食材の消費の変化と、その背景について紹介していきます。

消費が増えたウイスキー、鯛、うなぎのかば焼き

2020年に家計消費の上昇率が高かった食品

 2020年の総務省の家計調査をもとに、前年から大きく消費を伸ばしたのが上記のグラフです。ここからは3つの特徴が読み取れます。

高まる家飲み需要に加えて健康志向?

 2020年の家計消費で、1世帯あたりの年間支出額の上昇率が最も高かったものなかにはアルコール類が目立ちます。

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