目次

  1. 目的に合わせてメール配信システムを選ぶ
    1. 新規顧客を獲得したいとき
    2. 既存顧客との関係を深めたいとき
    3. 会社のブランドを高めたいとき
    4. まずは安価なものを利用したいとき
  2. 【厳選】お勧めのメール配信システム5つを紹介
    1. メール配信システム比較表
    2. ブラストメール
    3.  配配メール
    4. CuenoteFC
    5. Will Mail
    6. メールdeコネクト
  3. メール配信システムのメリット
    1. メールマーケティングを効果的・効率的に行える
    2. 誤配信などの事故の防止
    3. 導入・運用コストの削減
  4. メール配信システムのデメリット
    1. 運用にノウハウや知識が必要
    2. スパムと認定されるリスク
  5. 目的を明確にして最適なメール配信システムを

 メール配信システムとは、メールマーケティングに欠かせないツールです。

 ターゲット配信、スパム防止、効果測定、リッチメール作成等々、システムにより特徴や機能が異なります。

 また、利用料金も無料のものもあれば、月額10万円を超えるものもあります。

 下記表は、メール配信のよくある目的ごとに、メール配信システムの必要な機能をまとめたものです。

 自社が抱えるどのような理由でシステムを使おうとしているのか、かかえるニーズと照らし合わせながらご覧ください。

目的 スパム防止機能 開封確認機能 HTML機能 インポート機能 大量配信(※) クリック率確認機能
新規顧客の獲得
既存顧客との関係強化
会社のブランドを高める

※大量配信…1回の配信あたり10000件以上

 順に詳しく解説します。

 新規顧客を獲得したい際にメール配信システムに真っ先に求められる機能は、スパム防止機能です。

 一般的なメールソフトには、スパムメールをフィルタリングしたり、受取を拒否する機能が付いています。

 特に同一IPアドレスから大量に送信されたメールなどは、高い確率でスパムメールに認定されます。

 そのため、メール配信システムの中には配信頻度を調節したり、メールサーバーを分散させたりして、スパム認定を防止する機能を提供しているものが少なくありません。

 よって、比較的メール送信数が多くなると想定される新規顧客獲得のケースでは、スパム防止機能に秀でたものを選ぶことが第一のポイントです。

 また、新規顧客獲得キャンペーンの実施に際しては、メール開封確認、クリック率確認などの機能が付いていることも必須になります。

 なお、メールの開封率やクリック率についてはケースバイケースです。一概に何%以上がいいとは言い難く、個別に相対評価する必要があるでしょう。

 既存顧客との関係を深めたい際に求められる機能の第一は、新規顧客獲得と同様にスパム防止機能です。

 また、比較的情報量の多いメールをやり取りする可能性が高くなるので、HTMLメールの作成機能が付いていると便利でしょう。

 さらに、オフラインで顧客情報を入手するケースが多くなるので、顧客情報などのデータをインポートできる機能は必須でしょう。

 会社のブランドを高めたい際に求められる機能の第一は、メール開封確認とクリック率確認機能です。

 ブランディングキャンぺーンなどでは、ランディングページなどの外部コンテンツとリンクするケースが多いので、効果測定が必須になるからです。

 また、コンテンツリッチなメールを送ることが少なくないため、既存顧客との関係を深めるケースと同様、HTMLメール作成機能が付いているといいでしょう。

 場合によっては、まずは安価なものを利用したいというケースもあるでしょう。その場合、無料のメール配信システムの利用が思い浮かぶかと思います。

 ただ、無料メール配信システムはコストをおさえられる一方で、デメリットもあるので利用のときは注意が必要です。特に次の2つに気をつけましょう。

 第一は広告です。無料のメール配信システムの多くは、無料で利用できる一方で、配信するメールのヘッダーやフッターの部分に、他企業の広告が掲載される仕組みになっています。

 広告が掲載されたメールメッセージではメッセージが弱まり、商業色が強いものになりがちです。ひいては、メール配信の効果そのものに影響を与えます。

 第二は、データの移行です。一部の無料メール配信システムでは、送信先のメールアドレスのデータがエクスポートできず、他のメール配信システムへの移行しにくい面があります。

 以上を踏まえ、ここで筆者お勧めのメール配信システム5つをご紹介します。

ブラストメール 配配メール CuenoteFC Will Mail メールdeコネクト
主な機能 ターゲット配信
効果測定
HTMLメール作成
セグメント配信
効果測定
ステップメール
リッチメール作成
効果測定
ステップメール
リッチメール作成
効果測定
ステップメール
効果測定
開封確認
ステップメール
おすすめの目的 新規顧客獲得
既存顧客との関係強化
新規顧客獲得
会社ブランド強化
新規顧客獲得
会社ブランド強化
新規顧客獲得
既存顧客との関係強化
まずは安価なものを利用したい
料金 月額3,300円~ 個別見積り 月額5,000円~ 従量課金制 無料

 なお、表記したデータは2021年7月時点のものなので、実際に導入を検討される際は、各社のホームページなどで最新の情報を確認してください。

 ラクスライトクラウドが開発・提供しているクラウドデータベースのメール配信システムです。

 ターゲット配信、効果測定、HTMLメール作成、デコメール作成などができます。

 独自開発したメール高速配信エンジンと大規模ネットワークを使い、確実にメールを届けることが可能です。

製品名 ブラストメール
開発元 ラクスライトクラウド
おもな機能 ターゲット配信、効果測定、HTMLメール作成
特徴 メール配信技術に優れ、確実にメールを配信
セキュリティ 高(稼働開始以来情報漏洩なし、Pマーク取得)
おすすめの目的 新規顧客獲得、既存顧客との関係強化
料金 月額3,300円~

ブラストメールの公式サイトはこちら。

 ラクスが開発・提供しているクラウドデータベースのメール配信システムです。

 操作が簡単で、セグメント配信、効果測定、エラー解析、ステップメールなどの機能が利用できます。

 また、サポートが充実しているので、特に初めてメール配信システムを導入する際も安心です。

製品名 配配メール(はいはいめーる)
開発元 ラクス
主な機能 セグメント配信、効果測定、ステップメール
特徴 メール配信技術に優れ、確実にメールを配信
セキュリティ 高(暗号化通信、データセンター常時監視)
おすすめの目的 新規顧客獲得、会社ブランド強化
料金 個別見積もり

配配メールの公式サイトはこちら。

 阪急阪神東宝グループ傘下のユミルリンクが開発・提供しているクラウドデータベースのメール配信システムです。

 特にHTMLメールなどのリッチメール作成の操作が簡単なのが特徴です。ステップメール、シナリオ配信などのメールマガジン作成支援機能も充実しています。

製品名 CuenoteFC
開発元 ユミルリンク
主な機能 リッチメール作成、効果測定、ステップメール
特徴 極めて高いセキュリティ、メール配信能力
セキュリティ 高(暗号化通信、ワンタイムパスワード利用可)
おすすめの目的 新規顧客獲得、会社ブランド強化
料金 月額5,000円~

CuenoteFCの公式サイトはこちら。

 サバナが開発・提供しているラウドデータベースのメール配信システムです。

 HTMLメールエディター、効果測定、ステップメールなどの機能が利用できます。また、スマートフォンに自動対応する完全レスポンシブ仕様になっています。

 業界では珍しい、送信した分だけ課金される従量課金制で提供されています。

製品名 Will Mail
開発元 サバナ
主な機能 リッチメール作成、効果測定、ステップメール
特徴 完全レスポンシブ仕様
セキュリティ 高(暗号化通信、AWSにて運用)
おすすめの目的 新規顧客獲得、既存顧客との関係強化
料金 従量課金制

Will Mailの公式サイトはこちら。

 マイレージテクノが開発・提供しているクラウドデータベースのメール配信システムです。

 効果測定、開封確認、ステップメール、登録フォームなどの機能が完全無料で利用できます。

製品名 メールdeコネクト
開発元 マイレージテクノ
主な機能 効果測定、開封確認、ステップメール
特徴 無料
セキュリティ 不明(セキュリティに関する情報開示がないため要問い合わせ)
おすすめの目的 まずは安価なものを利用したい
料金 無料

メールdeコネクトの公式サイトはこちら。

 メール配信システムは、単にメールを一斉配信できるシステムというだけではありません。筆者は、以下のメリットがあると考えています。

 最近は以前よりもメールマーケティングの威力が落ちてきていると巷で言われますが、それでもまだ十分効果があると思います。

 効果検証を繰り返し、メッセージの内容を改善し、さらに高いパフォーマンスをめざすのがメールマーケティングを成功させるポイントです。

 メール配信システムを使えばメールアドレスの一元管理が出来、効果測定などの機能も利用することができ、メールマーケティングを効果的・効率的に行うことが可能になります。

 メールソフトを使ってメール配信を行っている企業や個人は、少なくありません。

 特にメールソフトのCCやBCCなどを使ってメール配信を行う場合、誤送信などの事故が起きる可能性が生じます。

 メール配信システムを使うことで、そうしたリスクを軽減できます。

 特にクラウドベースのメール配信システムを使うことで導入・運用コストを削減できます。

 最近は従量課金制のメール配信システムも登場してきているので、導入・運用コストを変動費化(減価償却費などの固定費を外部システム利用料などに切り替えて変動費にすること)することも可能です。

 一方、メール配信システムには次のようなデメリットがあると筆者は考えています。利用の際にはご注意ください。

 最近の多くのメール配信システムは、メール配信、エディター操作、効果測定、ステップメールなどの運用にノウハウや知識が必要です。

 インターネットや、メールのプロトコルなどの知識がないと、実際の運用は難しいかも知れません。

 メール配信そのものには、受信者にスパムと認定されるリスクがあります。

 配信するメールのメッセージやコンテンツに注意をしないと、本当にスパムと認定され、マーケティング的にマイナスの効果を生じる可能性もあります。

 メール配信システム導入の最大のポイントは導入の目的を明確にすることです。

 新規顧客を獲得したい、特定の製品のブランドを高めたい、イベントやセミナーの告知を定期的に行いたいといった導入の目的を明確にし、その実現に最適なメール配信システムを選んでください。