目次

  1. 「半年で自分の給料を稼ぎだせ」
  2. 「隠す」商品から「見せる」商品へ
  3. 中間マージンを徹底的に削減
  4. ECショップを3日でスピード開設
  5. 5つの事業でつくる「友安経済圏」
  6. ストーリーのあるものづくり
  7. 全世界の人々の生活に彩りを

 友安製作所は1948年に友安さんの祖父が創業。ネジ製造の町工場からスタートしました。1980年には線材加工品の全自動機械を自社開発し、カーテンフックなどの製造販売を主体に成長してきました。

自社開発した線材加工品の全自動機械

 「90年代は当社の黄金期。当時はカーテンフックが大変売れた時代で、従業員も30人くらいいました」

 その後、友安さんは高校1年より米国へ留学。高校・大学卒業後、大学院でMBAを取得し商社に就職します。米国生活を満喫していましたが、父の体調不良を機に帰国を決意します。

 帰国後、友安さんは家業の実状を知り愕然とします。順調だと思っていた経営は、債務超過の状態。従業員はわずか6人となり、平均年齢も50歳以上になっていたのです。

 「父は、このまま会社をたたむつもりだったようです。『父と一緒に仕事がしたい』と申し出ると、『戻ってくるな』と断られました」

 そんな父から出された入社の条件は、「新事業を立ち上げ、半年以内に自分の給料を稼ぎ出すこと」。この条件付きで2004年2月に入社しました。

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