目次

  1. オリジナル瓦せんべいが人気に
  2. ベンチャーの経験を家業に
  3. 10年後を考えて生じた焦り
  4. オリジナル瓦せんべいの受注急増
  5. せんべいの認知を広める新店舗
  6. 家業のコンセプトを策定
  7. 大病で気づいたこと
  8. 瓦せんべいの新しい楽しみ方を

 松崎商店は1804年、現在の東京都港区で創業しました。1865年に銀座に移転し、松﨑さんの祖父で6代目の五男さんが1948年に「松崎商店」として株式会社化します。

 看板商品は絵や文字を入れた瓦せんべい「大江戸松崎 三味胴」です。小麦粉や卵、砂糖などで生地を作って焼き上げ、色とりどりの砂糖水で絵をつけていきます。

「大江戸松崎 三味胴」(1枚162円)の棚には梅雨にちなんだ絵柄が並んでいました

 5代目・房吉さんが「茶色のせんべいに少しでも季節感を」と始めたもので、柿渋紙でまんじゅうや上生菓子に絵や模様を付ける伝統手法がもとになりました。店内には花鳥風月を表す絵柄の瓦せんべいがずらりと並びます。

 現在の絵柄はおよそ200種類。社章・校章・ブランドロゴなどを入れた瓦せんべい「オリジナル三味胴」も人気です。草加せんべいやおかきなどの米菓子や和菓子の製造・販売も手がけ、商品アイテム数は定番だけで60品以上あります。

昭和30年ごろの写真。中央が松﨑さんの祖母、左隣の男の子が父・宗仁さん

 父で7代目の宗仁さんは2007年に本店を改装。16年には東京・世田谷の松陰神社前に店を構えました。

 18年に社長に就任した松﨑さんは、21年に本店を銀座から東銀座に移転。ネオンサインや、音質にもこだわったスピーカーを配するモダンな店となりました。現在、50人超の従業員(パート・アルバイトを含む)が働いています。

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