目次

  1. 首都高のETC専用化料金所一覧
  2. ETC専用化による変化

 2025年1月時点で全線の料金所数は179ヵ所あり、2025年度にETC専用化される料金所は55ヵ所あり、ETC専用料金所の累計では90ヵ所になります。

 これらの料金所は、都心環状線、1号上野線、湾岸線など各路線に分散しています。90ヵ所の具体的な料金所名としては、以下のような場所が挙げられます。

路線 料金所
都心環状線 宝町、汐留、芝公園(内外)、飯倉、代官町、神田橋(内外)、霞が関(内外)
1号上野線 北上野[入谷]、上野
1号羽田線 芝浦(上下)、勝島、鈴ヶ森、空港西
2号目黒線 天現寺
3号渋谷線 高樹町、池尻、三軒茶屋
4号新宿線 代々木、永福(上下)、新宿、初台、幡ヶ谷
5号池袋線 西神田、飯田橋、北池袋、板橋本町(上下)、一ツ橋、護国寺
6号向島線 浜町、駒形、向島(上下)、堤通(上下)
6号三郷線 加平(南北)
9号深川線 福住、木場
10号晴海線 豊洲、晴海
中央環状線 王子北、王子南、小菅、千住新橋(内外)、扇大橋(内外)、船堀橋、中野長者橋、西池袋、中環大井南、富ヶ谷、初台南、滝野川、高松、四つ木(内外)、清新町
川口線 鹿浜橋(上下)、足立入谷、加賀、安行
埼玉新都心線 新都心(上下)、さいたま見沼
埼玉大宮線 浦和北、浦和南(上)
湾岸線 湾岸環八、臨海副都心、新木場(西東)、大井、三溪園、磯子
神奈川1号横羽線 横浜駅東口
神奈川3号狩場線 石川町、永田、新山下(上下)
神奈川6号川崎線 殿町
神奈川7号横浜北線 新横浜(上下)、馬場

 ただし、対象の料金所は関係機関との協議などにより変更される場合があるため、最新の情報は首都高の公式サイトなどで確認するようにしてください。

 首都高によると、2028年春までに本線料金所などの一部を除き入口にある料金所のETC専用化を目指すといいます。

 料金所無人化に伴い、テレビインターホン等を整備し、ETCカードの挿し忘れ等で車両停止した場合は追加設置したアンテナで通信処理する予定です。

 ETC専用料金所によるメリットとして、ETC車と現金車の錯綜、停車・発進の繰り返しが削減され、安全性と快適性が向上します。現金での支払いのため、料金所で停車する必要がなくなり、スムーズな走行が可能になるためです。

 また、ストップ&ゴーの解消によって、環境負荷も軽減されます。さらに、空いている時間帯や経路の割引など、柔軟な料金設定が可能になり、利用者にとってより便利になります。