目次

  1. 気象庁による注意情報
  2. JR中央線・青梅線で運転取りやめも
  3. 高速道路・国道で予防的通行止めも

 気象庁によると、3月19日にかけて、西日本から東日本の上空約5500mには、氷点下33度以下の平年よりも10度以上低い、この時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。また、上空の強い寒気や低気圧に向かって流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となるため、積乱雲が発達する所があるでしょう。

 気象庁は「暴風に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください」と呼び掛けています。

 JR東日本の公式サイトによると、3月18日夜から降雪が見込まれるため、中央線(高尾―小淵沢駅間)は3月18日の21時以降から運転を取り止めます。

 3月19日も中央線(高尾―小淵沢駅間)と青梅線(青梅―奥多摩駅間)は始発から昼頃まで運転を取り止めます。あずさ号やかいじ号などの特急列車にも運休があります。

 JR西日本の公式サイトによると、山陽・山陰地方でも大雪や強風で運転を取りやめる可能性があると発表しています。

関東甲信地区 予防的通行止めを行う可能性のある区間
関東甲信地区 予防的通行止めを行う可能性のある区間

 国交省関東地方整備局などによると、雪の影響で箱根や山梨県をはじめ、静岡県、長野県、栃木県の標高の高い地域で、予防的通行止めを実施する場合があります。

  18日21時~24時には東富士五湖道路、中央道富士吉田線、国道1号、20号、138号、139号で予防的通行止めを開始する可能性があります。19日3時~6時には、東北道、国道4号で予防的通行止めを開始する可能性があります。

 国交省などによると、中国地方や九州北部地方でも強い寒気が流れ込み、3月18日夕方から19日午前中にかけて山地を中心に大雪となるおそれがあります。平地でも雪が積もるところがあるでしょう。

 「燃料を満タンにして、冬用タイヤの確実な装着、チェーンの携行及び早めの装着の徹底、スコップや砂等の冬用装備の携行をお願いします。降雪時は冬用タイヤだけでは立ち往生する場合がありますので、早めのチェーン装着をお願いします」と呼び掛けています。