コロナ借換保証とは ゼロゼロ融資から返済負担軽減へ 保証限度額1億円
コロナ借換保証とは、新型コロナの影響で債務が増大した中小企業者の収益力改善などを支援するための借り換え需要に加え、新たな資金需要にも対応する制度です。経済産業省は、一定の要件を満たした中小企業者が向けに借入時の信用保証料を大幅に引き下げるコロナ借換保証を1月10日から開始します。金利や保証料などの条件を整理しました。
コロナ借換保証とは、新型コロナの影響で債務が増大した中小企業者の収益力改善などを支援するための借り換え需要に加え、新たな資金需要にも対応する制度です。経済産業省は、一定の要件を満たした中小企業者が向けに借入時の信用保証料を大幅に引き下げるコロナ借換保証を1月10日から開始します。金利や保証料などの条件を整理しました。
実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)とは、新型コロナの影響で売り上げが減った中小企業や個人事業者に、利子補給の制度を使い、実質、無利子・無担保で融資する制度のことです。
2020年に始まり、民間金融機関は2021年3月、政府系金融機関は2022年9月で受け付けを終了しました。
しかし、コロナの影響の長期化や物価高など、多くの中小企業が引き続き厳しい状況が続いていることから2022年10月28日に閣議決定された「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」で、借り換え保証制度を新たにつくることが明らかになりました。
コロナ借換保証とは、一定の要件を満たした中小企業者が、金融機関と対話しつつ「経営行動計画書」を作成したうえで、金融機関による継続的な伴走支援を受けることを条件に、借入時の信用保証料を大幅に引き下げる制度です。
コロナ禍で始まった伴走支援型特別保証制度を活用して創設されました。
保証限度額 | 1億円(100%保証融資は100%保証で借り換え可) |
保証期間 | 10年以内 |
据置期間 | 5年以内 |
金利 | 金融機関所定 |
保証料(事業者負担) | 0.2%等(補助前は0.85%等) |
要件 | 売上または利益率が5%以上減少・もしくはセーフティネット4号または5号の認定取得が要件 |
要件の詳細は以下の通りです。
コロナ借換保証は2023年1月10日から開始します。
コロナ借換保証は、中小企業、金融機関、市区町村、保証協会間で手続きを進めます。
経営行動計画書は、金融機関との対話を通して、現状認識及び今後のアクションプランをつくるものです。さらに、今後に向けても金融機関との対話を継続し、アクションプランに取り組み、進捗の報告をすることが求められます。
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