目次

  1. 未来への投資として6人の採用に成功
  2. はじめてバズった求人ツイート
  3. アンマッチを避けるための事前面談
  4. 「ウィルトン織機は絶対に未来に残さなきゃいけません!」
  5. 社内の雰囲気、明るく変わった
  6. 未来を見据えた4つの構想
  7. ブラディングは「自分たちがどうありたいか」

 家業である「堀田カーペット」に戻った堀田さんは、縮小していく“ウィルトンカーペット”の市場や需要の減少に危機感を覚え、ブランディングを行いました。その結果、新たな顧客獲得や販路拡大だけではなく、採用にも好影響を及ぼしています。

堀田さんが立ち上げた「COURT」や「WOOLTILE」は多くの人に受け入れられた(堀田カーペット提供)

 以前の堀田カーペットでは、人手が足りなくなればハローワークや地元の情報誌で募集をかけていました。

 はじめて自分たちの未来を見据え「投資として採用する」ための活動を始めたのは、2022年のこと。そのときの採用活動で中途5人、新卒1人の6人が入社しました。

 投資としての採用に取り組んだきっかけは、経営が安定してきたことと、ビジョンである「カーペットを日本の文化にする!」に真剣に向き合うようになったことです。

 「カーペットを文化にしていくためには、関わる人口が増えていくことが必要です。さらに、『ウィルトンを作り続ける限り生産キャパシティが増えない』という父の代からの課題にも向き合っていかないといけませんでした。僕がやろうと思っていることを実現するには規模を大きくしていく必要があったため、新しい人材が欲しかったんです」

ひとつのカーペットを織り上げていく職人たち(同社提供)

 “外から見えている姿”と“現実”との乖離を、本当の意味で無くしていこうとする堀田さんは、新たなメンバーに一気に入ってきてもらうことで、自分たちのミッションのひとつである「インテリア業界で一番働きたい会社を作る」を実現していきたいとも考えていました。

(続きは会員登録で読めます)

ツギノジダイに会員登録をすると、記事全文をお読みいただけます。
おすすめ記事をまとめたメールマガジンも受信できます。