目次

  1. 大手自動車会社から家業に
  2. ブランディングを学ぶなかでの新たな出会い
  3. 「本当にやりたいことは何?」試行錯誤の日々
  4. 活動範囲は広がったものの…
  5. あきらめきれない思いが生んだ新たな出会い
  6. ついに出会った「本当に作りたいもの」
  7. 順風満帆でスタートした「COURT」
  8. 会社のリブランディングに着手
  9. DIYカーペット「WOOLTILE」のブランディング
  10. ブランディングとは「経営そのもの」

 1962年創業の堀田カーペットは、イギリスで産業革命のころに開発された伝統的な「ウィルトン織機」を、“織工”と呼ばれる職人が操って織り上げた“ウィルトンカーペット”を作っています。

 ウール素材を主原料に、約1万本の糸を織り上げた織物である“ウィルトンカーペット”は、強く丈夫で、踏み心地に優れています。また、独特の上質感や高級感があり、繊細な柄の表現も可能。5つ星ホテルや高級ブランドショップ、国際会議場、オフィス、電車などに採用されています。

 現在国内で生産されているカーペットの99%は、刺繍のように刺して作る“タフテッドカーペット”で、“ウィルトンカーペット”を作れる会社は日本で4社しかありません。

「ウィルトン織機」には織工が必ず一人つき、目や耳で機械や糸、カーペットの様子を感じながら“ウィルトンカーペット”を織り上げていく(堀田カーペット提供)

 社員数39人、2022年の売上は4億9000万円にのぼる堀田カーペットには現在、5つの事業があります。

 祖父、父と受け継いできた5つ星ホテルや高級ブランドショップなどから受注した特注品を生産する「別注」と、他社ブランドの製品を製造する「OEM」。父が作った敷き込み用カーペットブランド「Woolflooring(ウールフローリング)」に加え、堀田さんが立ち上げたウールラグブランド「COURT(コート)」と、DIYカーペットブランド「WOOLTILE(ウールタイル)」です。

 堀田さんは、両親からひと言も「継げ」と言われることなく育ちました。北海道大学を卒業後、トヨタ自動車に就職。仕事が楽しくなってきた6年目、父から電話で突然「継ぐか継がないか決めてくれ」と言われました。

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