目次

  1. Excel(エクセル)の曜日を日付から自動で入力する
    1. TEXT関数で日付から曜日を自動取得する
    2. 書式設定(ユーザー定義)を使う方法
  2. WEEKDAY関数を応用して曜日に色を付ける

 エクセルの曜日を日付から自動で入力するには、以下の2つの方法があります。

  1. TEXT関数で日付から曜日を取得する
  2. 書式設定(ユーザー定義)を使う

 それぞれの方法について紹介します。

 エクセルには、日付から曜日を求める関数として、TEXT関数があります。

=TEXT(値,“表示形式”)

 TEXT関数は、数値や日付を任意の形式の文字列に変換します。TEXT関数には、曜日を表す書式として、"aaa"や"aaaa"があります。

  • "aaa"は、"日"や"月"などのように曜日の頭文字を返します
  • "aaaa"は、"日曜日"や"月曜日"など〇曜日まで表示します
  • "ddd"は、"Sun"や"Mon"のように、英語の曜日の頭文字3文字を返します
  • "dddd"は、"Sunday"や"Monday"のように英語の曜日を表示します
=TEXT(値,“表示形式”)の入力したセル

 たとえば、B2セルに日付(2024/1/8)が入っているとします。C2セルに、以下の式を入力します。

=TEXT(B2,"aaa")

 すると、C2セルには"月"と表示されます。曜日のフルネームを表示したい場合は、"aaa"を"aaaa"に変更します。

=TEXT(B2,"aaaa")

 すると、C2セルには、”月曜日”と表示されます。この方法は、複数のセルに対しても適用できます。例えば、B2セルからB5セルまでに日付が入っているとします。C2セルからC5セルまでに、上記の式をコピーして貼り付けます。

 すると、C2セルからC5セルまでに、それぞれの日付に対応する曜日が表示されます。

 エクセルでは、「セルの書式設定」から曜日を自動入力することもできます。たとえば、2024/1/8と入力されたA1セル上で右クリックして、「セルの書式設定」を選択。

「セルの書式設定」ダイアログボックスが開きます。「表示形式」から「ユーザー定義」を選び、[種類]の欄に 「aaa」と入力すると「月」と表示される

 すると、「セルの書式設定」ダイアログボックスが開きます。「表示形式」から「ユーザー定義」を選び、[種類]の欄に 「aaa」と入力すると「月」というように表示されます。「aaaa」だと「月曜日」と表示されます。

 [種類]の欄に「yyyy”年”m”月”d”日”(aaaa)」と入力すれば、「2024年1月8日(月曜日)」という風にも表示可能です。

 エクセルには、日付から曜日を求める関数として、WEEKDAY関数があります。WEEKDAY関数は、日付から曜日の番号を返します。曜日の番号は、1から7までの整数で、日曜日が1、月曜日が2、…、土曜日が7となります。

 これを使うと、特定の曜日に色を付けることができます。例えば、B2セルからB5セルまでに日付が入っているとします。

「ホーム」タブにある「スタイル」の「条件付き書式」から「新しいルール」を選択。「次の数式を満たす場合に値を書式設定」を選び、ルールの内容を編集する欄に「=WEEKDAY(B2)=1」と入力

 B2~B5を選択し、「ホーム」タブにある「スタイル」の「条件付き書式」から「新しいルール」を選択。

 「次の数式を満たす場合に値を書式設定」を選び、ルールの内容を編集する欄に「=WEEKDAY(B2)=1」と入力しましょう。

 書式の設定で、フォントの色に「赤」を選んでください。そうすると日曜日だけが赤色で表示されます。同様に土曜日を青色に表示することもできます。