目次

  1. chocoZAP(チョコザップ)とは RIZAPが運営
  2. 消費者庁がchocoZAPに指摘した景品表示法違反
    1. 「全サービスも24時間使い放題」に乖離
    2. インフルエンサーを使ったステマ告示
    3. 消費者庁が出した措置命令
  3. RIZAP「厳粛かつ真摯に受け止める」

 chocoZAPの公式サイトによると、chocoZAPとは、「RIZAP(ライザップ)」が提供する24時間利用できるジムです。

 RIZAPグループの中期経営計画(PDF方式)によると、「スキマ時間」の活用できる世界初の「コンビニジム」を掲げており、ジムだけでなく、健康アドバイス、美容、アミューズメントなどを追加料金なしで利用できる事業モデルで注目されてきました。

 さらに、RIZAPの2024年3月期第1四半期決算補足資料(PDF方式)によると、デザインや訴求方法などを変えたチラシを500種類以上、バナー広告を4000種類以上、LP(ランディングページ)を200種類以上作成し、ターゲットとなる運動初心者・シニア・女性により訴求できる勝ちパターンを追求してきました。

 2022年7月にスタートしたchocoZAPは、上記の戦略を駆使して拡大を続け、2024年5月に47都道府県に出店を達成。全国で1500店舗、会員数は120万人を突破したといいます。

 ただし、急拡大の一方で、ネット上では衛生面やマシンの不備について「ひどい」といった口コミも見られます。

 消費者庁は2024年8月、RIZAPに対し「chocoZAP」の店舗で提供するサービスの表示について、景品表示法に違反する行為があったとして、措置命令を出しました。消費者庁が指摘した違反は以下の2つです。

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