目次

  1. オンラインでPDFを圧縮する
  2. ファイルをZIP形式で圧縮する
    1. WindowsのPCで圧縮する方法
    2. スマホで圧縮する方法
  3. 圧縮されたファイルを解凍する方法
    1. WindowsのPCで解凍する方法
    2. 圧縮したファイルをスマホで解凍する方法
  4. パスワード付きZIPファイルの送信をおすすめしない理由

 Adobe Acrobatのオンラインツールで、PDFファイルを圧縮できます。「ファイルを選択」をクリックし、圧縮したいファイルをアップロードします。

Adobe Acrobatのオンラインツール

 ZIPとはデータを圧縮する形式のことです。ZIP形式でファイルを圧縮すると、拡張子が「.zip」になります。

 パソコンでもスマートフォンでも、ZIP形式でファイルを圧縮できます。

 Windowsには、ZIP形式で圧縮する機能が標準で搭載されています。 手順は以下の通りです。

  • 圧縮したいPDFファイルを右クリック
  • 「送る」から「圧縮 (zip形式) フォルダー」を選択
「送る」から「圧縮 (zip形式) フォルダー」を選択
フォルダの拡張子は「.zip」になる

 これで、同じ名前のZIP形式のフォルダーを作成できます。 フォルダー名を変更するには右クリックし、「名前の変更」を選択して、新しい名前を入力します。

 iPhoneなどのスマートフォンでも、ZIP形式でファイルを圧縮できます。手順は以下の通りです。

  • 「ファイル」アプリから「このiPhone内」を選び、圧縮したいファイルを選択
  • 「共有」を選択し、「圧縮」でファイルを圧縮する
「ファイル」アプリから「このiPhone内」を選び、圧縮したいファイルを選ぶ

 圧縮されたファイルをメールなどで受け取ったら、解凍して中身を確認します。

 圧縮したファイルをWindowsで解凍するには、次のいずれかの操作を行います。

  • ZIPフォルダーを開き、ファイルまたはフォルダーをZIPフォルダーから新しい場所にドラッグします。
  • ZIP形式のフォルダーのすべての内容を解凍するには、フォルダーをまたは右クリックし、「すべて展開」を選択します。

 iOS13以降のiPhoneでZIPファイルを受け取った場合は、ファイルをタップすると、内容をプレビューで確認できます。圧縮したファイルをiPhoneで解凍する手順は以下の通りです。

  • 添付されたZIPファイルを長押しして「共有」を選択、「ファイルに保存」する
  • 「ファイル」アプリ上で保存したZIPファイルを長押しし、「展開」を選択
  • 「共有」を選択し、「圧縮」でファイルを圧縮する
「ファイルに保存」→「ファイル」アプリ上で保存したZIPファイルを長押し→「展開」を選択

  パスワード付きZIPファイルの送信は、セキュリティ対策として不十分であると指摘されています。2020年11月、内閣府と内閣官房がパスワード付きZIPファイルの使用を廃止する決定をしたことで、民間企業でもこれを廃止する企業が増えています。

 総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」 でも、重要書類をパスワード付きZIPファイルで送ることは推奨されていません。パスワード付きZIPファイルを送ったあとに別のメールでパスワードを送付する手法は、間違った宛先に送ってしまうケースも多くあり、本質的に有効とは言えないためです。

 同サイトでは、重要書類の送付はメール添付ではなく、クラウドストレージサービスを利用することを推奨しています。

 また、パスワード付きZIPファイルは「Emotet(エモテット)」などのマルウェアに感染される攻撃メールに含まれていることがあります。不審なメールが届いた際は注意して確認してください。