目次

  1. お盆休み 10km以上の渋滞は479回と予測
  2. 特に注意すべき主要渋滞箇所と原因
    1. 東北道(下り線)矢板北PA付近
    2. 中央道(下り線)相模湖IC付近
    3. 関越道(上り線)坂戸西スマートIC付近
    4. 中央道(上り線)小仏トンネル付近
    5. 名神(下り線)旧山科BS付近
    6. 名神(上り線)大津IC付近
    7. 神戸淡路鳴門道(下り線)淡路IC付近
  3. お盆期間中の休日割引は適用外

 NEXCO東日本の公式サイトによると、お盆期間中の10km以上の交通集中渋滞の合計回数は、上下線合わせて479回と予測されています。

 内訳は、下り線が221回、上り線が258回です。特に長い渋滞が発生しやすいのは、下り線では8月9日(土)と8月10日(日)、上り線では8月11日(月・祝)、8月15日(金)、8月16日(土)とされています。これらの日程を避けた利用が推奨されています。

 2024年のお盆期間は荒天により交通量が控えられたため、2025年の10km以上の渋滞回数は予測479回に対し、2024年実績は417回で、62回の増加が予測されています。30km以上の渋滞回数では、予測23回に対し、前年実績(事故渋滞を含む)は24回と、1回減少する見込みです。

 2025年の渋滞予測には、予定されている長期工事規制に伴う渋滞予測も含まれています。具体的には、北陸道リニューアル工事(小松IC~美川IC)や小田原厚木道路リニューアル工事(小田原東IC~二宮IC)などが挙げられます。

 今回の予測では、最大30km以上の渋滞が複数箇所で発生するとされています。以下に主な渋滞とその原因、通過所要時間の予測を挙げます。

東北道矢板北PA付近、中央道相模湖IC付近、関越道坂戸西スマートIC付近、中央道小仏トンネル付近の渋滞回避策
東北道矢板北PA付近、中央道相模湖IC付近、関越道坂戸西スマートIC付近、中央道小仏トンネル付近の渋滞回避策

 最大40kmの渋滞が8月9日(土)の8時をピークに予測されています。栃木都賀JCTから西那須野塩原ICまでの区間では、通常約25分のところ、ピーク時には約100分(約3倍)かかると予測されています。

 原因は、下り坂から上り坂に変わるサグ部での無意識な速度低下です。4時よりも前または15時以降の通過がおすすめです。

 最大45kmの渋滞が8月9日(土)の6時、8月10日(日)の6時、8月13日(水)の7時をピークに予測されています。高井戸ICから相模湖ICまでの区間では、通常約35分のところ、ピーク時には約135分(約4倍)かかると予測されています。

 この区間も、相模湖ICの2km手前付近のサグ部での速度低下が主な原因とされています。4時よりも前または15時以降の通過がおすすめです。

 最大40kmの渋滞が8月16日(土)の16時をピークに予測されています。藤岡JCTから鶴ヶ島ICまでの区間では、通常約25分のところ、ピーク時には約80分(約3倍)かかると予測されています。

 坂戸西スマートIC出口手前のサグ部での速度低下が原因です。13時よりも前または23時以降の通過がおすすめです。

 最大30kmの渋滞が8月15日(金)の15時、8月16日(土)の15時をピークに予測されています。大月ICから八王子JCTまでの区間では、通常約25分のところ、ピーク時には約120分(約5倍)かかると予測されています。

 長い上り坂とトンネル部が重なることで、無意識な速度低下が発生しやすい地点です。11時よりも前または翌1時以降の通過がおすすめです。

名神旧山科BS付近、名神大津IC付近、神戸淡路鳴門道淡路IC付近の渋滞回避策
名神旧山科BS付近、名神大津IC付近、神戸淡路鳴門道淡路IC付近の渋滞回避策

 最大30kmの渋滞が8月9日(土)の12時、8月10日(日)の12時をピークに予測されています。竜王ICから京都南ICまでの区間では、通常約25分のところ、ピーク時には約150分(約5倍)かかると予測されています。

 旧山科BS手前のサグ部での速度低下が原因です。6時よりも前または22時以降の通過がおすすめです。

 最大25kmの渋滞が8月8日(金)の9時をピークに予測されています。高槻JCTから大津ICまでの区間では、通常約20分のところ、ピーク時には約100分(約5倍)かかると予測されています。

 大津IC・SAでの分合流や手前のトンネルでの速度低下が原因とされています。7時よりも前または19時以降の通過がおすすめです.

 最大10kmの渋滞が8月10日(日)の12時をピークに予測されています。垂水JCTから東浦ICまでの区間では、通常約12分のところ、ピーク時には約35分(約3倍)かかると予測されています。

 淡路IC付近の車線減少と上り坂での速度低下が原因です。7時よりも前または14時以降の通過がおすすめです。

お盆期間(8月7日~8月17日)は、渋滞の激化を避けるため、休日割引が適用されませんので注意してください。