エレコムの無線LANルーターの一部製品に脆弱性 利用停止を呼びかけ
エレコムは2021年7月6日、無線LANルーターなどネットワーク製品の一部に「OSコマンドインジェクション」などを受ける脆弱性が見つかったと発表しました。これまでにクレームや被害の報告はないと説明していますが、製品のアップデートが終了しているため、利用中止を呼びかけています。
エレコムは2021年7月6日、無線LANルーターなどネットワーク製品の一部に「OSコマンドインジェクション」などを受ける脆弱性が見つかったと発表しました。これまでにクレームや被害の報告はないと説明していますが、製品のアップデートが終了しているため、利用中止を呼びかけています。
脆弱性とは、情報セキュリティ上の「弱点」や「ほころび」のことで、コンピューターのOSやソフトウェアがきちんと仕様通りに作られていても外部から攻撃されうる弱点となります。
今回の脆弱性に関する詳しい情報は、JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)のサイトで確認してください。
情報処理推進機構(IPA)によると、OSコマンドインジェクションとは、外部からの攻撃により、ウェブサーバー側で意図しないOSコマンドを不正に実行されてしまい、重要な情報が盗まれたり、攻撃の踏み台にされたりする問題のことを指します。
今回、脆弱性が見つかったと発表された製品は大きく分けて2パターンあります。
OSコマンドインジェクションの脆弱性のある機器は以下の通りです。()内は製品発売日。
上記の製品は、対象製品のWeb管理ページにアクセス可能な攻撃者によって、任意のOSコマンドを実⾏される可能性があります。
エレコムは、製品の使用中止または下記の軽減・回避策をとるよう呼びかけています。
認証不備により任意のコマンドが実行可能は以下の通りです。()内は製品発売日。
上記の製品は、アクセス可能な攻撃者によって、任意のコマンドを実⾏される可能性があります。そのため、エレコムは使用中止を勧めています。
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