目次

  1. ゼロデイ脆弱性とは
  2. 今回見つかった脆弱性「CVE-2022-1096」
  3. Chromeの最新バージョンは「99.0.4844.84」
  4. Chromeの手動アップデートの手順
  5. MicrosoftもEdgeで脆弱性を更新

 ゼロデイ脆弱性とは、OSやソフトウェアの脆弱性に対する修正プログラムが提供される前の脆弱性を指し、最近のサイバー攻撃の対象になっています。

 今回の脆弱性には「CVE-2022-1096」という識別子が割り振られています。Googleが開発しているJavaScriptエンジン「V8」に関する脆弱性ですが、緊急アップデートがある程度行き渡るまで詳細は公開されません。

 緊急アップデートしたChromeのバージョンは次の通りです。

  • Google Chrome version 99.0.4844.84 for Windows
  • Google Chrome version 99.0.4844.84 for Mac
  • Google Chrome version 99.0.4844.84 for Linux

 ブラウザがこれ以前のバージョンの場合、近く自動でアップデートされる予定ですが、次の手順に沿って早めに手動でアップデートすることをおすすめします。

 Chromeのブラウザの右上にある右上のメニューから「ヘルプ>Google Chromeについて」を選択すると、手動で更新できます。Chromeが再起動したら最新のバージョンになります。

Chromeの更新手順1:右上のメニューから「ヘルプ>Google Chromeについて」を選択する
Chromeの更新手順1:右上のメニューから「ヘルプ>Google Chromeについて」を選択する
Chromeの更新手順2:最新バージョン「99.0.4844.84」になっているかを確認する。最新でなければ更新ボタンを押す
Chromeの更新手順2:最新バージョン「99.0.4844.84」になっているかを確認する。最新でなければ更新ボタンを押す
Chromeの更新手順3:アップデートが適用されると「再起動」ボタンが表示されるので、このボタンを押す。するとChromeのブラウザが再起動して最新バージョンに更新される。
Chromeの更新手順3:アップデートが適用されると「再起動」ボタンが表示されるので、このボタンを押す。するとChromeのブラウザが再起動して最新バージョンに更新される。

 MicrosoftもChromeベースのブラウザEdgeの緊急アップデートをリリースしました。最新版は「99.0.1150.55」となります。

Microsoft Edgeの更新手順:右上のメニューから「設定」>「Microsoft Edge について」をクリックして最新のバージョンに更新できているかを確認する。最新でない場合はアップデートする