目次

  1. 松山自動車道とは 4月19日に4車線化される区間
  2. 4車線化による整備効果

 NEXCO西日本の公式サイトによると、松山自動車道は、愛媛県四国中央市を起点とし、愛媛県宇和島市に至る142.9kmの自動車専用道路です。

 松山自動車道は、伊予IC-内子五十崎IC間のうち約6.3㎞、内子五十崎IC-大洲IC間のうち約4.4㎞、伊予IC-内子五十崎IC間のうち約9.7㎞、伊予IC-内子五十崎IC間の うち約5.3㎞を2車線から4車線へ拡幅する計画があります。

 今回4車線化が完成する区間は、松山自動車道の伊予IC-内子五十崎IC間の延長24kmの一部、6.3kmです。住所で言うと、愛媛県伊予市双海町上灘から愛媛県伊予市三秋までです。この区間は上り坂で、年間15回ほど渋滞が発生する明神山トンネル付近を含んでいます。

 NEXCO西日本は、今回の4車線化工事の完成で、渋滞の緩和、死傷事故率の低下、災害時のリダンダンシー(多重性)機能強化が期待できるといいます。

 たとえば、災害時でいうと、異常降雨によるのり面崩壊が起こったとき、対面通行となる暫定2車線区間では、復旧工事がすべて終わらなければ通行する車線を確保するのが難しかったといいます。

 しかし、4車線以上の区間では、被災した側の車線の復旧工事をしながら、同時に反対側の車線を対面通行運用するなど、車線を有効に活用することで、交通を確保しやすくなります。