目次

  1. 羽田空港アクセス線(仮称)とは
  2. 線路切替工事の概要と目的
  3. 運休区間と運転計画の詳細
    1. 4月19日(土) 初電~終電までの運転計画
    2. 4月20日(日) 初電~正午ごろまでの運転計画
  4. 代替輸送の予定
    1. 増発運転
    2. 通常運転
    3. 振替輸送
  5. 利用客向けの情報提供

 国土交通省関東地方整備局の公式サイトによると、羽田空港アクセス線は、JR東日本の田町駅付近と羽田空港を結ぶ空港アクセス鉄道新線であり、 既存の鉄道ネットワークを活用して、埼玉・群馬・栃木・千葉方面と羽田空港をダイレクトに結ぶ計画が進んでいます。

 羽田空港の国内線第1ターミナルと第2ターミナルの間に「羽田空港新駅」(仮称)を設け、東京貨物ターミナルまで「アクセス新線」を設けます。東京駅方面につながる「東山手ルート」、大崎・新宿駅への「西山手ルート」、東京テレポート駅への「臨海部ルート」の3ルートが計画されています。

 今回の線路切換工事は、田町駅付近で、山手線外回り(品川・渋谷方面)と京浜東北線南行(大船方面)の線路を同時に切り換えるものです。これは、羽田空港アクセス線(仮称)を新設するための工事です。

 列車運休時間帯は、2025年4月19日(土)初電から20日(日)正午ごろまでです。

 工事期間中は、以下の区間で列車の運休や大幅な運転本数の減少が見込まれます。

区間 時間帯 運転計画
山手線外回り上野―東京-大崎駅間 終日 運転休止
山手線外回り大崎―新宿-上野駅間 始発~6時ごろ 通常の運転本数
6時ごろ~終電 約4~5割の運転本数
山手線内回り大崎―東京-上野駅間 始発~5時ごろ 運転休止
5時ごろ~18時ごろ 約7~8割の運転本数
18時ごろ~終電 約8割~通常の運転本数
山手線内回り上野―池袋-大崎駅間 終日 通常の運転本数
京浜東北線東十条―品川駅間  終日 運転休止
京浜東北線大宮―東十条駅間 約6~8割の運転本数
京浜東北線品川―蒲田駅間 約7割~通常の運転本数
京浜東北線蒲田―大船駅間  通常の運転本数
区間 時間帯 運転計画
山手線外回り上野―東京-大崎駅間 始発~正午ごろ 運転休止
山手線外回り大崎―新宿-池袋駅間 始発~正午ごろ 通常の運転本数
山手線外回り池袋―田端-上野駅間 始発~6時ごろ 通常の運転本数
6時ごろ~正午ごろ 約5割の運転本数
山手線内回り大崎―東京-上野駅間 始発~正午ごろ 運転休止
山手線内回り上野―田端-池袋駅間 始発~正午ごろ 約4~6割の運転本数
山手線内回り池袋―新宿-大崎駅間 始発~8時ごろ 通常の運転本数
8時ごろ~正午 約7~8割の運転本数
京浜東北線東十条―品川駅間  始発~正午ごろ 運転休止
京浜東北線大宮―東十条駅間 約6~8割の運転本数
京浜東北線品川―蒲田駅間 約7割~通常の運転本数
京浜東北線蒲田―大船駅間  通常の運転本数

 運休となる区間を利用する乗客のために、以下の路線で代替輸送が実施されます。

埼京線:大崎―武蔵浦和(一部赤羽)駅間(19日のみ)
上野東京ライン(東海道線・宇都宮線・高崎線・常磐線):品川―上野(一部大宮)駅間

りんかい線
湘南新宿ライン
相鉄線直通列車

東京メトロ 全線
東京都交通局 都営地下鉄(全線)、日暮里・舎人ライナー(全線)
東急電鉄 全線
西武鉄道 多摩川線を除く全線
京浜急行電鉄 本線(泉岳寺~横浜駅間)、空港線(全線)
小田急電鉄 全線
相模鉄道 全線
横浜市交通局 横浜市営地下鉄(全線)
東武鉄道 東武東上線(池袋―川越市駅間)、東武スカイツリーライン・東武伊勢崎線(浅草―久喜駅間)、東武日光線(東武動物公園―栗橋駅間)、東武アーバンパークライン(大宮―柏駅間)、東武亀戸線(全線)
埼玉高速鉄道 全線
東京臨海高速鉄道 全線
ゆりかもめ 全線
東京モノレール 全線
つくばエクスプレス 秋葉原~流山おおたかの森駅間
京成電鉄 京成本線(京成上野~京成高砂駅間)、京成押上線(全線)、京成金町線(全線)

 振替輸送を利用する場合は、運休区間のきっぷ・定期券・回数券等が必要です。ICカード乗車券およびICカード定期券の定期区間外の場合は、振替輸送は利用できません。

 悪天候により工事を実施できない場合は、5月17日(土)~18日(日)に延期されます。ただし、その場合でも、4月19日(土)~20日(日)の該当する列車は運休となります。

 JR東日本は、今回の線路切換工事に伴う列車運休に関する情報を、特設サイトで提供しています。