【写真特集】正和堂書店を訪れたくなるオリジナルブックカバー

大阪市鶴見区にある正和堂書店は、文庫本を購入すると無料でオリジナルのブックカバーを巻いてくれます。特徴の一つが、クリームソーダ、アイスバー、オルガン、ポップコーンなど、トータルおよそ80種類のデザインの中から約40点の好きなカバーを選べるところにあります。これまでに登場したブックカバーを紹介します。
大阪市鶴見区にある正和堂書店は、文庫本を購入すると無料でオリジナルのブックカバーを巻いてくれます。特徴の一つが、クリームソーダ、アイスバー、オルガン、ポップコーンなど、トータルおよそ80種類のデザインの中から約40点の好きなカバーを選べるところにあります。これまでに登場したブックカバーを紹介します。
記事「本離れの現代に 正和堂書店3代目が始めた『集めたいブックカバー』」によると、正和堂書店3代目の小西康裕さんが「やはりお店に足を運んでもらうためには、店自体にもっと魅力が必要なんだ」と考え、イスキャンディのバーの部分が栞になっているブックカバーを自腹で制作しましたのがはじまりでした。
人気の秘密は、その仕掛け。クリームソーダならば、栞(しおり)がアイスクリーム、カバーする書皮がソーダ水。オルガンならば栞が鍵盤、本体が書皮となっているなど、2種類のアイテムをドッキングさせると世界観が完成するようになっています。
2017年からスタートしたこのオリジナルブックカバー、すべて3代目・小西さんがアイデアを出し、自らデザインしたものです。SNSを通じて広く知られ、「かわいい」「集めたい」と好評。わざわざ北海道や沖縄、海外からもブックカバー目当ての来客もあるそうです。
オリジナルブックカバーのサービスが軌道に乗り始めてから、文庫本の売り上げは2倍にアップしたといいます。活字離れとも言われる現代で、書店に足を運びたくなるストーリーは記事「本離れの現代に 正和堂書店3代目が始めた『集めたいブックカバー』」へ。
コーヒー機器メーカーのカリタとのコラボでは「街歩き」をコンセプトに、協力書店60店舗には書皮を、コーヒーショップ240店舗には栞を置いてもらい、両方の店へ行くとブックカバーの世界観が完成する遊び心に溢れたサービスを実施しました。このように協力店と連携しながら地域内の回遊を促し、街の活性化もはかっているのです。(正和堂書店提供)
コロナ禍で外出が制限された時期、「お店へ行けないからブックカバーだけ売ってほしい」という声も相次ぎ、現在は実店舗とECサイトにて単体でも発売しています
ブックカバーの新作はピザ(正和堂書店提供)
牛乳石鹸とのコラボレーションが実現(正和堂書店提供)
本を伏せて置くと富士山に見えるブックカバーが発端となった(正和堂書店提供)
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