目次

  1. 対中関税引き上げの停止の継続、いつまで?
  2. アメリカ・中国の関税措置の経緯

 アメリカのホワイトハウスの公式サイトによると、中国からの輸入品に対する関税引き上げの停止を2025年11月10日まで維持する一方、現在の10%の相互関税は、この停止期間中も有効だとしています。

 公正な貿易慣行を促進し、米国の労働者を支援するために、中国との貿易交渉を継続するとして、トランプ大統領の「私たちは中国と非常にうまくやっている」とのコメントを紹介しています。

 アメリカはトランプ政権が2025年4月に相互関税を発動して以降、報復関税の連鎖で一時100%を超える関税となっていました。その後、5月に入り、税率の引き下げに合意し、24%分の関税の発動を90日間停止していました。

 7月にはスウェーデンで開かれた閣僚級会合で、停止期限を延長することで一致しており、8月11日にトランプ大統領が大統領令に署名しました。