外貨両替の取り扱いを終了する銀行は?ゆうちょ銀・三井住友銀・みずほ銀も
外貨両替の取り扱いをやめる銀行が増えています。ゆうちょ銀行は2021年12月30日で、直営233店で外貨両替の取り扱いを終了すると発表しました。犯罪対策の強化、キャッシュレス決済の進展による外貨現金の需要減少を理由に挙げています。三井住友銀行、みずほ銀行のほか複数の地銀でも終了しています。
外貨両替の取り扱いをやめる銀行が増えています。ゆうちょ銀行は2021年12月30日で、直営233店で外貨両替の取り扱いを終了すると発表しました。犯罪対策の強化、キャッシュレス決済の進展による外貨現金の需要減少を理由に挙げています。三井住友銀行、みずほ銀行のほか複数の地銀でも終了しています。
ゆうちょ銀行の公式サイトによると、国内233直営店で販売、買取りをしている外貨紙幣は次の通りです。
この両替サービスが2021年12月30日で終了することになりました(郵便局は2020年12月30日ですでに終了しています)。
理由について次のように説明しています。
マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与防止に向けた態勢強化の一環、およびキャッシュレス決済の進展等による外貨現金の需要減少に伴い、ゆうちょ銀行直営店(233店舗)における外貨両替のお取り扱いを終了いたします。
ゆうちょ銀行
ほかに外貨両替を終了した、または終了予定の銀行は次の通りです。
三井住友銀行は2021年3月末で外貨両替を終了しました。グループ会社のSMBC信託銀行では両替できます。
みずほ銀行は2021年5月17日から全店で外貨両替の取り扱いを停止しました。
外国送金、トラベラーズチェック買い取り、外貨預金の外貨現金入金や支払いは、一部拠点で継続しています。詳しくは、みずほ銀行の公式サイトで確認してください。
三菱UFJ銀行(PDF方式)は2020年6月26日で、窓口での外貨両替の取り扱いを終了し、外貨自販機のみとしています。
りそな銀行は一部店舗を除き外貨両替業務を中止しています。りそな銀行の公式サイトによると、りそな銀行空港出張所は利用できます。
このほか、外貨両替の取り扱いの終了している、または終了予定の地銀はたとえば次のような事例があります。
銀行名 | 終了日 | 公式URL |
---|---|---|
常陽銀行 | 2020年4月23日 | https://www.joyobank.co.jp/personal/service/ryogae.html |
琉球銀行 | 2020年12月30日 | https://www.ryugin.co.jp/corporate/news/40686/ |
山陰合同銀行 | 2021年9月30日 | https://www.gogin.co.jp/important/common/attachmentfile/attachmentfile-file-2022.pdf |
滋賀銀行 | 2021年9月30日 | https://www.shigagin.com/news/topix/2373 |
東邦銀行 | 2021年10月29日 | http://www.tohobank.co.jp/news/20210901_007275.html |
このほかにも一部店舗での停止を公表している銀行もありますので、利用する前に確認してください。
外貨両替の取り扱いを終了した複数の銀行では、店頭での両替や外貨宅配サービスを手がけるトラベレックスと提携しています。
取引銀行が提携していると利用時に優遇措置がある場合もあるので事前に確認しておきましょう。
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