目次

  1. まねではファンは増えない
  2. ラジオ番組に例えると・・・
  3. SNS発信で重要なことは
  4. 窮地でも応援されたシャープ
  5. SNS愛がフォロワーの共感に
  6. ツイートがコラボ商品に
  7. 「運用ガイドライン」の活用を

 まず、ファンを作る投稿と炎上させかねない投稿は紙一重のようにも思えますが、果たしてそうでしょうか。人気アカウントだから絶対に炎上しないということはありません。結論から申し上げると、ファンを作る投稿と炎上させる投稿の境目に、明確な線引きはできないと考えます。

 企業のSNS担当者が人気の企業アカウントと同じ投稿をしても、効果は見込めないどころか、炎上する可能性のほうが高いでしょう。フォロワーとの関係が希薄な状態で、人気アカウントをまねてエッジを効かせても、「二番煎じ」や「パクリ」と言われる危険があります。

 人気アカウントを参考にすることは大切ですが、やり方をそのままコピーしてもファンは増えません。ファンを増やすアカウントにはどのような特徴があるのか。少し変わった切り口ですが、「ラジオのパーソナリティーとリスナーの関係」に例えて考えたいと思います。

 ラジオはAMやFM、そして局によって様々な雰囲気や特色があります。同じ局でも昼夜の時間帯で雰囲気は変わり、その「トーン&マナー」はメインパーソナリティーによっても異なります。

 毒舌で人気のパーソナリティー、話題豊富で情報満載の番組、リスナーから寄せられるメールやファクスを中心に進行される番組など、内容は様々ですが、必ずと言っていいほど番組の色があります。

 それは番組のテーマやパーソナリティーのキャラクターによって作り上げられていると言っても過言ではありません。どこかの人気番組のまねをしても、同じような人気を得られるわけではないのです。これを各企業の公式SNSになぞらえて考えると、どうなるでしょうか。

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