61年前の1961年5月5日、アメリカで初めてとなる、有人の宇宙飛行に成功しました。

アラン・シェパード飛行士の乗ったマーキュリー衛星船「フリーダム7」が打ち上げられ、地球に帰還しました。

当時の朝日新聞は、米の人間ロケット成功/15分、高さ185キロ シェ中佐、486キロ飛ぶとの見出しとともに伝えています。

1961年5月6日付の朝日新聞夕刊1面(東京本社版)

人類初の宇宙飛行に成功したのは、ソ連(当時)のガガーリン飛行士で、1961年4月12日のことでした。

アメリカはソ連に約1カ月遅れたものの、有人飛行に成功すると、1969年には、人類で初めて月面着陸に成功しました。 

アメリカの宇宙船・アポロ15号が4度目の月着陸に成功し、月面車のそばで作業をする飛行士=1971年7月31日、朝日新聞社

そして、現在。

アメリカは再び飛行士を月に送ろうとしています。

アメリカはアポロ計画以来となる飛行士の月着陸を2024年に予定していて、日本政府はこのアメリカ主導の月の有人探査計画に参加することを決めています。 

 

人類の宇宙へ歩みは着実に進歩しています。

民間人が宇宙に行くことが現実になった時代。

わたしたちの暮らし、社会、ビジネスはどうなっていくのか。

柔軟に考えていきたいですね。

 

(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年5月5日に公開した記事を転載しました)