目次

  1. 東京ギフトショーとは
  2. 東京ギフトショーへの出展目的
  3. 東京ギフトショーの来場者の特徴
  4. 来場者にアプローチできたのか
  5. 東京ギフトショーで得た経験
  6. 島口さんが出展に向けて用意した5つのグッズ

 東京ギフトショーとは、日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市です。ショップ、百貨店、専門店、商社、卸売業者などのバイヤーが商談を目的に来場します。

 同時開催のLIFE×DESIGN展に「町工場プロダクツ」として合同出展したうちの一つ、油圧部品や精密部品製造を得意とする専門商社「シマワ」の島口棟伍さんに展示ブースのデザインについて聞きました。

-出展目的を教えてください。

 シマワは、油圧部品など精密部品加工を取り扱ってきましたが、安価な海外企業の進出により、5、10年先の危機感を抱いていました。

 そこで、「お客様と一緒に良いものを長く使っていく文化を作り、若い世代で業界を変えていきたい」という考えのもと、創業35年目にして初めて一般消費者向けの商品化を決意しました。

 それが、今回展示したスマートフォン用無電源スピーカー「oto」です。「oto」は油圧部品をヒントに開発。“油”の流れる方向を変える部品から、“音”の流れる方向を変えるスピーカーとして誕生しました。

 このotoの販路開拓のため、展示会に出展しています。

屋外でも利用できる無電源スピーカー「oto」(以降の写真はシマワ提供)

-どんな人が来場していましたか?

 小売店のバイヤー、セレクトショップのバイヤー、問屋、モール系(楽天など)でECを持っている個人の方、企業ノベルティを作っているバイヤーなどが来場していました。

-来場者にはアプローチできましたか?

 ギフトショーに出展した目的は2つあります。

  1. 狙っているお店のバイヤーさんに見てもらう
  2. 自分では想像できていなかったお店と出会う

 1に関しては、ターゲットとなるお店に置いてもらえるような展示デザインを考えて挑んだこともあり、商談まですることができました。

 2に関してはアパレル系からの引き合いがあり、商談成立で取り扱いが開始しています。

 今回の学びとしては、ターゲットにするお店向けに展示デザイン(雰囲気や色使いなど)していくと目に止めてもらいやすくなるなと学びました。展示スペースの雰囲気作りと、そのままお店に展示できるような什器だとなお良いと思います。

-展示会で得た経験とは。

 まず出展するにあたりターゲットとなるお店や、業界を決めること。そこに合わせた展示デザインにしていくこと。これがなにより大事かと思います。

 今回は商品の価値があがるような小さいセレクトショップをイメージし、ブースデザインを担当した「スーパーペンギン」と話し合い、こうした店のデザインに近づけました。展示ブースに植物を置いたのもそのためです。

otoの展示ブースと島口さん。展示ブースのワンポイントは植物。

 合同展示の場合、仲間とターゲットを共有しあい、そのお店がブースに来たときは紹介しあえるようにしておくのも大事です。ブースに入りやすい雰囲気つくりも大事かと思います。

 展示会に出たことにより、今まで受託生産にて製作していた分野とは違う業界とつながったことにより、自社商品を取り扱ってもらうことだけでなく、OEMやBtoB製品への仕事にもつながっています。

 自社サイトへのPVも増えたことでSEOが良くなったのか、サイトからの仕事の問い合わせも増えました。迷っている方がいたら是非出展をおすすめします。

 島口さんは、東京ギフトショーの出展にあたり、次の5つのグッズを用意しました。

  1. ポスター
  2. 販促物
  3. 商品企画書
  4. パッケージ
  5. ディスプレイ

 詳しくは、note「町工場が初めて自社商品作りにチャレンジしてわかったこと」の前編後編につづっています。

町工場プロダクツのメンバーたち