宿泊業の高付加価値化のための経営ガイドラインとは

 観光庁の公式サイトによると、宿泊業の高付加価値化のための経営ガイドラインとは、家業的な経営形態からの脱却や更なる経営力・収益力の向上を目指すずべての宿泊事業者を対象に、宿泊業の高付加価値化に向けた経営を行っていく上での指針として、具体的な取組事項やその目的、経営上のメリットについて分かりやすく示したものです。

 ガイドラインでは、宿泊業の高付加価値化に向けた経営を行う上で必要な取り組みとして、次の4つの視点から紹介しています。

  1. 会計の視点
  2. 持続可能性の視点
  3. 労働環境改善の視点
  4. IT導入の視点

 このうち、IT導入の視点のなかで「レベニューマネジメントシステムの導入」が取り上げられており、取り組みの参考情報として、ツギノジダイの記事「レベニューマネジメントとは?事例や進め方、導入支援ツールを紹介」が紹介されています。

レベニューマネジメントとは

 レベニューマネジメントとは、適切な製品やサービスを、適切な顧客に対して、適切な価格で、適切なタイミングで販売するプロセスのことを指します。宿泊業でいえば、需給や在庫のバランスに応じて宿泊料を弾力的に変化させ、売上と利益の最大化を図ることを目的としています。