目次

  1. 後ろ髪を引かれながら家業へ
  2. 父と従業員の想いを共有
  3. インスタ強化で生まれた反響
  4. 「野菜フェス」に1500人
  5. 自社の畑で始めた担い手育成
  6. イベントとセットにした宅配便
  7. 物価高のピンチもチャンスに
  8. 他社と共同で施設運営
  9. シャインマスカット栽培も挑戦
  10. 「公園のような農園」に

 中西ファームは1800年ごろ、初代が米や麦の栽培を始めたのが始まりで、養蚕にも力を入れていました。5代目が1950年ごろに野菜作りに移行し、中西さんの父・一弘さんが6代目です。

 現在は4.5ヘクタールほどの農地で、かぶ、大根、にんじん、ホウレン草のほか、カリフローレ、サラダケール、ビーツなど珍しい野菜も含め約80種類を栽培。八王子市内の飲食店やスーパーなど約30店舗に出荷しています。従業員は5人でボランティアの助けも借りています。

 中西さんが子どものころは「お小遣いをあげるから手伝って、と言われ畑で作業した程度」といいます。

 両親や祖父母から家業を継ぐよう言われたことは一度もありませんでしたが「周囲からは継ぐんだねと言われ続け、将来を決められている感じがすごく嫌でした」。

約4.5ヘクタールの農地で多様な野菜を育てています

 小学6年の時、中西さんはお笑いコンビの「テツ and トモ」を見て、芸人にあこがれました。高校の同級生とコンビを組み、卒業イベントで初めてネタを披露したところウケが良く、大学進学後も芸人を目指し奮闘しました。「ひたすらネタを作り、八王子駅前でよく路上ライブをやっていました」

 大学生のお笑いコンテストで好成績を収めて芸能事務所の目にとまり、中西さんたちは大学4年生で養成所に入りました。

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