目次

  1. 偽のウイルス感染警告の見分け方 5つの特徴
  2. 偽のウイルス感染警告の消し方 IPAは体験サイト
    1. ESC(エスケープ)キーを2,3秒長押し
    2. 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」
  3. 通知が止まらない場合 無効化する方法を紹介
    1. Microsoft Edgeの場合
    2. Google Chromeの場合
    3. Firefoxの場合

 情報処理推進機構(IPA)の公式サイトによると、ネット利用中に「突然ブラウザ上に表示された警告」は、偽警告の可能性が高いと指摘しています。

 ウイルス感染警告の偽ポップアップは、警告表示に電話番号を表示して電話をかけさせる手口も多くみられます。IPAは偽セキュリティ警告における5つの典型的な表示例を紹介しています。

  1. 警告の画面が次々と重なって開く
  2. 警告音やアナウンスが流れる
  3. 実在する企業やサービスのロゴなどが表示される
  4. サポート窓口の電話番号の表示がある
  5. 「今すぐ対応しないと個人情報が流出する」など焦らせる表現が目立つ

 偽セキュリティ警告の画面に表示された電話番号に電話すると、オペレーターより有償サポート契約と代金支払いへ誘導されるといいます。

 その後も更新名目などで費用請求が続く場合があるので、まず、警告画面記載の電話番号に電話をかけないようにしましょう。

 次に偽のウイルス感染警告の消し方を紹介します。偽のポップアップは、全画面表示により「×(閉じる)」ボタンを押せないようにしていたり、閉じるボタンを押すと別のポップアップが表示されたりする場合もあります。その場合は、次の方法を試してください。

  1. 「Escキー」を3秒程度押してください
  2. 画面右上に表示された×(閉じる)を押してください

 IPAの公式サイトでは、偽セキュリティ警告(サポート詐欺)画面の閉じ方を体験できます。全画面表示となっている状態から、「ESCキー」を長押しして「×」を出現させ、ブラウザを閉じる操作を実際に試してみてください。

 Windowsの場合は「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を同時に押して、パソコンを再起動させてください。または、タスクマネージャーを開き、使用中のブラウザを選択して「タスクの終了」を選んでください。

 ブラウザを閉じても通知が止まらないといった場合は、ブラウザに登録した通知許可を削除すれば、ポップアップ通知を無効化できます。

エッジの場合はブラウザ右上のメニューボタンをクリックして設定をクリック
Edge画面右上のメニューボタン
マイクロソフトのエッジの設定画面を開いたところ左側メニューの「Cookieとサイトのアクセス許可」を選択
Microsoft Edgeの設定画面
  1. Edge画面右上のメニューボタン>「設定」を選択
  2. 左側メニューの「Cookieとサイトのアクセス許可」を選択
  3. 「通知」を選択
  4. 「許可」欄の不審なURLのメニューボタン>「削除」を選択
クロームのブラウザ右上のメニューボタンから「設定」をクリックし「プライバシーとセキュリティ」を開いたところの画面
Google Chromeの設定画面
  1. Chrome画面右上のメニューボタン>「設定」
  2. 「プライバシーとセキュリティ」>「サイトの設定」
  3. 「通知」を選択
  4. 「許可」欄の不審なURLのメニューボタン>「削除」を選択

  1. Fire fox画面右上のメニューボタン>「オプション」を選択
  2. 左側メニューの「プライバシーとセキュリティ」を選択
  3. 「許可設定」>「通知」の右側の「設定」を選択
  4. 不審なURLを選択し「ウェブサイトを削除」をクリック
  5. 「変更を保存」をクリック