奨学金返還支援、中小企業人材確保へ東京都が2025年も登録企業募集

建設・IT・ものづくり分野の東京都内中小企業等における技術者の人材の確保と定着を支援するため東京都は「中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業」を2025年も実施する予定です。企業の登録申し込みは2月5日から開始しましたが、この事業は2025年度予算が東京都議会で可決された場合に実施します。
建設・IT・ものづくり分野の東京都内中小企業等における技術者の人材の確保と定着を支援するため東京都は「中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業」を2025年も実施する予定です。企業の登録申し込みは2月5日から開始しましたが、この事業は2025年度予算が東京都議会で可決された場合に実施します。
東京都の公式サイトによると、中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業とは、建設、IT、ものづくり分野における中小企業等の技術者人材の確保と定着を支援するための東京都の事業です。
具体的には、都内の中小企業等に奨学金の貸与を受けている大学生等が、技術者として就職し、1年間継続して在籍した場合、東京都と中小企業が出捐金を負担し、奨学金返還費用相当額の一部を東京しごと財団が奨学金貸与団体に直接支払うことによって助成します。
事業の対象となるのは、以下の要件をすべて満たす中小企業等です。
事業の対象となる人材は、以下の要件をすべて満たす大学生等です。
企業は、登録時に年額5万円、12万円、25万円のいずれかの負担額を選択します。東京都は企業と同額を負担するため、奨学金の貸与を受けている人への助成額は3年間で30万円、72万円、150万円となります。登録者を採用しなかった場合、企業の負担は発生しません。
登録申込受付期間は、2月5日(水)~12月18日(木)17時必着です。登録申込は、郵送または電子申請(Jグランツ)で行います。詳細は東京都の公式サイトで確認してください。
対象職種は、開発技術者、製造技術者、建築・土木・測量技術者、情報処理・通信技術者等であり、製造工や機械工などの職人は該当しません。
登録企業は1年度あたり1社につき3人まで採用できます。内定後でも、採用日より前に手続きを済ませれば事業の対象となります。
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