家業を継ぐことで「社会が狭くなる」恐れ

――幼い頃から銭湯が遊び場だったと聞きました。学生時代までは家業にどんな思いを抱いていましたか。

 3人きょうだいの長男で、振り返ると「歌舞伎」みたいな感じでした。地域のおじいちゃんおばあちゃんが遊び相手で、悪気なく「3代目」「次はお前が頑張れよ」と言ってきます。

 小さな頃から「やらなきゃいけない」という思いが植え付けられました。

――大学を出てからは、住宅メーカーで営業を経験されましたね。

 継ぐことには「社会が狭くなってしまうんじゃないか」という恐れがありました。

 「売る側」を経験したいと思い、スウェーデンハウスに入社して営業を担当しました。入社4年目で全国1位をとって、やりがいもありました。

(続きは会員登録で読めます)

ツギノジダイに会員登録をすると、記事全文をお読みいただけます。
おすすめ記事をまとめたメールマガジンも受信できます。