宇宙食とは

 宇宙食とは、宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)滞在中に食べる食品のことです。朝、昼、夕とスナックで1日3.5食。おいしく健康を維持できることはもちろんですが、ISSと宇宙飛行士の安全を考慮し、次のような条件が課されています。

  • 燃えにくく、たとえ燃えても有毒ガスが発生しない「安全性」
  • 常温で少なくとも1年半の賞味期限がある「長期保存」
  • 食中毒などを予防するための衛生性
  • 飛び散ったりして電気系統や空気清浄機に影響しないこと

 JAXAによると、以前はロシア(主に缶詰)とアメリカの宇宙食のみでしたが、宇宙飛行士から「長期滞在のためには、宇宙食のバラエティを増してほしい」との声が上がったため、各国のメニューも登場するようになりました。

認証された宇宙日本食とは

 日本でも認証を受けた「宇宙食」が次々開発されています。2021年2月時点で26社・団体の47品目に上ります。たとえば、次のような食品です。

  • スペース日清焼そばU.F.O.
  • スペースからあげクン
  • ホテイやきとり宇宙用
  • SPACEビスコ
  • キッコーマン宇宙生しょうゆ
  • 亀田の柿の種(宇宙食)

オンラインイベントの趣旨

 朝日新聞社が運営するメディアbouncyは、JAXAに認定された「宇宙日本食」を開発した食品メーカーを招いて、宇宙食について語る無料イベントを開きました。亀田製菓、ホテイフーズ、ローソン、ニチレイフーズの担当者が語った宇宙食の開発秘話は下記のYouTubeから視聴できます。

(続きは会員登録で読めます)

ツギノジダイに会員登録をすると、記事全文をお読みいただけます。
おすすめ記事をまとめたメールマガジンも受信できます。