目次

  1. ディープラーニング(深層学習)とは
  2. AI For Everyoneとは
  3. 申し込み方法
  4. 無料で学べるAIの名著も

 画像や音声の分析、異常検知、予測などAIが活用できる分野が広がっています。この急速なAI技術の発展を支えているのがディープラーニング(深層学習)という技術です。

 ディープラーニング(深層学習)とは、人間が教えなくても、大量のデータがあればAIがデータに含まれる特徴を見つけて学習するという仕組みです。

AIブームの歴史と深層学習の(朝日新聞デジタルから引用)

 AI技術は進展しても、ビジネスの現場で使いこなすには、AIリテラシーが欠かせません。そこで、日本ディープラーニング協会などが無料講座「AI For Everyone」を公開しました。

 AI For Everyone(すべての人のためのAIリテラシー講座)とは、もともとは世界60万人以上が受講したオンラインの英語講座です。これに松尾教授が日本語で解説するコンテンツを追加しました。

AI For Everyoneのロゴ

 受講資格や受講期間に制限はありません。講座は、約5時間のオンラインでのビデオ講座形式です。英語版の音声を日本語テキスト化した講座に加えて、松尾氏が日本語で解説するパートもあります。

 講座では、次のような内容を学ぶことができます。

  • DXにおけるAIやディープラーニングの重要性
  • 非技術者でも分かるディープラーニング概要
  • AI導入時の注意点・避けるべき落とし穴

 受講は無料ですが、「修了証付きコース」を希望する場合は、受講サイト「Coursera」に対し49ドルを支払う必要がありますので注意してください。

 受講サイト「Coursera」に掲載されている「無料で登録」ボタンより受講者登録をしてください。

 このほか、2021年5月にはAI関連の名著「解釈可能な機械学習/Interpretable Machine Learning」の日本語訳も無料公開されました。

 日本語訳では、「機械学習は、製品や処理、研究を改善するための大きな可能性を秘めています。 しかし、コンピュータは通常、予測の説明をしません。これが機械学習を採用する障壁となっています」と説明し、AIの判断を解釈可能なものにすることについて書かれています。