7年前の2015年7月29日、アメリカのマイクロソフトが新しい基本ソフト(OS)「Windows 10」の提供を始めました。

 

最初のWindowsである「Windows 1.0」の提供が始まったのは1985年。

その後1995年に「Windows 95」、2001年に家庭向けと法人向けのOSを統合した「Windows XP」などWindowsは進化を続けてきました。

「Windows 10S」を載せたサーフェスラップトップ=朝日新聞社

当時の朝日新聞では、「Windows 10」の機能について、

パソコンやスマホなど、どの端末も同じ「10」に統一され、同じ操作ができるようになる。作成中の文書を複数の端末で作業したり、マイクロソフトのゲーム機「Xbox」用ゲームをパソコンやタブレットで楽しんだりもできる。

 朝日新聞東京本社発行の2015年7月29日付朝刊

と紹介しています。

また、そうした機能を搭載したねらいについて、

「2015年1~3月の世界販売シェアで、マイクロソフトのOSはパソコン向けで9割超あるが、スマホ向けは3%未満」

「スマホやタブレット向け市場で出遅れた危機感がある」

「めざすのは、収益源をソフトの販売収入から、ネットサービスの利用料に移すことだ」

と解説していました。

ウィンドウズ搭載のタブレット端末=朝日新聞社

2021年6月、マイクロソフトは「Windows 11」を新たに発表しました。

「11」では、これまで画面左下にあったスタートメニューのボタンが画面中央下に移るなど、画面上の表示が一新されました。

また、グーグルの基本ソフト「アンドロイド」向けのアプリをパソコン上で動かせるようになる機能も導入予定です。

 

(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年7月29日に公開した記事を一部修正して転載しました)