目次

  1. 「みんなが幸せ」を目指して、「売上を、減らそう」に行きついた
  2. 退職後、ほかに働きたいと思えるところがなかった。だから起業した
  3. 起業のエネルギーは夫が作った「ステーキ丼」
  4. 起業して気づいたこと「責任は大きいが、理不尽なことはない」
  5. 経営者の一番の顧客は、従業員
  6. 「営業か広報の仕事はやっておいたほうがいい」
    1. プロフィール

1日100食限定の国産牛ステーキ丼専門店「佰食屋」を展開する株式会社minitts(京都市)。その代表取締役社長の中村朱美さん(36)は、約9年前に勤めていた学校法人の広報職を退職して起業しました。なぜ未経験の飲食店事業を始めたのか? これから起業を考える人に伝えたいこととは? お話をうかがいました。

中村さん提供

――佰食屋はどういったコンセプトの飲食店なのでしょうか?

佰食屋は売上を増やすことを目指すのではなく、「100食売ること」がコンセプトです。飲食店、飲食業界に働きやすさというインセンティブを導入することを目的にしています。それを叶えるためにたった一つ「100食」という数字を定めることによって、すべてのバランスがうまくいくのではないかというコンセプトで、ビジネスモデルを作りました。

私たちはこれまで「従業員を大切にする」ということをフィーチャーしていただいています。もちろん従業員は大切ですが、従業員だけではなく、私たちとしては5つの人を大切にすることをコンセプトにしています。

まず1つ目がお客様。そして2つ目が従業員。そして3つ目は法人・企業も人としてみています。あと見過ごされがちだと思うのが、取引先の業者さんたち。そして最後の5つ目は、地域や環境という、すべての人たち。

その誰もが我慢をせず、誰もが嫌な思いをすることなく、「みんなが幸せ」という五方よしの循環ができることで、持続可能な働きやすさ、おいしい、そして環境にも優しいというお店ができるんじゃないかと考えています。

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