目次

  1. きっかけとなる投稿は
  2. 議論はしても「親の意向に従う」
  3. 説得するには声音や話し方も大事
  4. 衝突を回避する仕組みづくりも
  5. バディ制度に登録しませんか

 中小企業の後継ぎを取材するなかで、よく耳にするのが親(先代)と意見がぶつかるエピソードです。

 「ロジカルに説明しても伝わらない」「時代が違うと言われてしまうとそれ以上話が進まない」「第三者のアドバイスを参考にしてもなかなかうまく解決につながらない」といった声が聞かれます。

 そこで、後継ぎは実際にどのように解決しようとしているのか、ツギノジダイの公式アカウントで5月24日、リアルな声を募りました。

 寄せられた多くの体験談や意見の中から一部を紹介します。

 よく目についたのが「最終的には親の考えに従う」という意見です。組織上、親が上の立場であることや、親の持つ豊富な経験を尊重して、というケースが多いようです。

 親側の立場からも投稿もありました。

 他に多かったのが、「説得する」「話し合いを通じて落としどころを探る」という声です。説明の仕方や話の持っていき方など、説得方法を工夫しているというツイートもありました。

 親から全面的な賛成を得られない場合でも、小さく始めてみることが大切だ、という意見もありました。

 意見が食い違い、2人の間の溝が埋まらないままだった、という報告もありました。

 親子がぶつからない仕組みを作ったことでうまくいっている、という後継ぎもいます。

 ツギノジダイでは、中小企業の後継ぎたちが経験や考え方をお互いにシェアできる「バディ制度」を導入しました。月1回程度、「バディ」に対し優先的に1つのテーマを共有します。ご自分の意見を投稿してください。

 「バディ」には、次の後継ぎのみなさんが登録しています(6月7日時点、五十音順)。

赤松佳幸さん(播磨屋茶舗)
粟津佑介さん(ムクヤホーム)
石川貴也さん(側島製罐)
榎並幹也さん(エナテック)
大西里枝さん(大西常商店)
鎌田貴雅さん(さくら印刷)
唐金祐太さん(RINGSTAR)
小林英毅さん(銀座英國屋)
榊萌美さん(五穀祭菓をかの)
田中佑子さん(田中工業所)
土田翔大さん(土田化学)
鶴山智博さん(ツルヤマテクノス)
戸田泰子さん(理化電子)
乗冨賢蔵さん(乗富鉄工所)
松浦悠人さん(松浦機械製作所)
宮治勇輔さん(みやじ豚)
田澤孝雄さん(京南オートサービス)

 投稿は、Twitterのモーメントへの集約や記事への引用に活用させて頂きます。登録を希望される方は、ツギノジダイのTwitterアカウントのDM(ダイレクトメッセージ)で「バディ参加希望」とお寄せ下さい。

 個人や家業がわからない匿名アカウントでは、登録できない場合があります。「バディ」をお願いする方には、編集部から連絡いたします。登録希望にお応えできない場合もありますので、ご了承下さい。