【動画】「おてつたび」で人気の農業法人 地域ビジネス再生へのヒント
ツギノジダイは2022年8月末、農林水産業や宿泊業と旅行者をつなぐマッチングサービス「おてつたび」CEOの永岡里菜さんと、おてつたびを使って旅行者を働き手として受け入れている、たけもと農場(石川県能美市)代表取締役の竹本彰吾さんによるウェビナーを開きました。2人の活動から見える地域ビジネス再生や、地域企業のファンを増やすためのヒントが詰まった動画を公開します。
ツギノジダイは2022年8月末、農林水産業や宿泊業と旅行者をつなぐマッチングサービス「おてつたび」CEOの永岡里菜さんと、おてつたびを使って旅行者を働き手として受け入れている、たけもと農場(石川県能美市)代表取締役の竹本彰吾さんによるウェビナーを開きました。2人の活動から見える地域ビジネス再生や、地域企業のファンを増やすためのヒントが詰まった動画を公開します。
永岡さんは2018年7月におてつたびを創業しました。「お手伝い」と「旅」を掛け合わせ、地域に深く関わりたい旅行者と、人手不足で働き手を探す事業者をつなぐプラットフォームを展開。働き場所を提供しているのは750事業者で全都道府県をカバーし、働き手となる旅行者の登録も2万3千人を数えます。
竹本さんは石川県能美市で代々続く農家の10代目として生まれ、大学卒業後に家業に入りました。社員は7人。現在50ヘクタールの田んぼを借りて、米などを作っています。いち早くネット販売に取り組み、大手農機具メーカーの井関農機などと次世代の田植え機の開発を手がけるなど技術革新も進めています。
竹本さんは20年からおてつたびに登録し、これまで農繁期に延べ5人の人材を受け入れ、1回あたり10日から2週間ほど、田植えなどを手伝ってもらいました。竹本さんは「旅行者と触れて従業員の意識も変わり、忘れかけていた農業への初心を思い返すことができました」。
コロナ禍にもかかわらず、おてつたびは事業者、旅行者ともに登録数が急伸しています。永岡さんは「おてつたびに登録している旅行者はコロナ前は7、8割が大学生でしたが、今は大学生以外が半分以上です。地域とつながりをもちたい、移住先を探す、または60歳以上の方のセカンドライフなど、申し込む理由が変わってきました。世の中の流れが変わり、地域にはチャンスだと思います」と言います。
そんな中、たけもと農場はおてつたび利用者の人気を集め、求人に対する応募者の割合は数倍にのぼっているといいます。ウェビナーで明かされたその要因には、少子高齢化や過疎化に悩む地域ビジネス再生のヒントや、自社のファンを増やすための方法が詰まっていました。
永岡さん、竹本さんは視聴者からの質問にも答えています。約1時間にわたるトークの動画は、ツギノジダイ会員(無料)に登録いただければ、全編ご覧になれます。
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