目次

  1. 抽象的なビジョン、明確化できた地元・八王子の活動 
  2. わからないことだらけの自社製品 地域の手助けで解決
  3. 自分でできるところは自分でやる
  4. レッドオーシャンだからこそあきらめない
  5. マーケットニーズ×自社の技術で差別化
  6. OEM、従業員モチベーションアップなどの効果も
  7. ロイヤルカスタマーを生み出すのが目標

 前半の記事「ギスギスのワンマン制からリーダー制へ 小沢製作所3代目は任せる戦略」で、会社を成長させるためには5年、10年先の未来を描くことが重要であり、小沢さんは実際、企業理念やビジョンを策定しました。ただ、言葉にしただけでは絵に描いた餅でしかありません。

 ましてや、小沢さんが考えた企業理念は抽象的でもありました。そこで、ビジョンを事業としてかたちにすることをまずは目指します。ここでもきっかけとなったのは、はちおうじ未来塾でした。

 「経営者はもちろん市役所職員など、塾を通じて知り合った方の中に、八王子をアウトドアの聖地にしたいとの夢を語っている人たちがいて、実際にNPO法人を立ち上げるなど、チャレンジしていました。まさにこれこそ私が目指すビジョンだと」

 主要メンバー6人を中心に、キャンパー、猟師、木こり、山岳ガイドなどがおり、コミュニティの象徴となるようなアウトドア製品を作りたいと考えていました。

手前の製品が小沢製作所のメスティン専用ストーブ

 しかもあえて市場にないような、ニッチな製品を作ることで八王子のブランディングにつなげようと考えていました。小沢さんはその思いに共感し、アルミ製の飯盒メスティン専用のストーブ(温め台)を製作します。

 すでに簡単な設計図はあったそうで、絵を見た瞬間「うちの技術があれば簡単に作れる」と、小沢さんは思ったそうです。実際、ポンチ絵をCADで製図する程度の手間を加えるだけで、製品は作れました。

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