老舗の中小企業もブースを出展

 「GOOD LIFE フェア」は22年9月に初開催し、3日間で1万8948人が来場しました。中小企業を含む220の企業・団体がブースを出し、生活雑貨や工芸品、食品などが人気を集めました。

 2回目となる今回は会場の規模が2倍となり、約350の企業・団体が450以上のブースを出展。約2万5千人の来場を見込んでいます。

 会場内では、SDGsを意識したアパレル製品やキッチングッズ、家具、アクセサリー、雑貨をはじめ、しょうゆや酒、スイーツといった食品も販売する予定です。

 今回は特に、老舗の中小企業のブース出展が目立っています。

 1973年創業の馬場製作所(神奈川県綾瀬市)は、精密板金加工技術を生かした組み立て式コンパクト焚き火台と固形燃料タイプコンロなどを出展します。ブース内ではストラップ・ネックレスのものづくり体験も企画する予定です。

 1835年創業の古川紙工(岐阜県美濃市)は美濃和紙を使ったロングセラーの「そえぶみ箋」などを販売し、「GOOD LIFE フェア」用のオリジナルアイテムも扱う予定です。オリジナルハンコを使ったそえぶみ箋ワークショップも開催します。

 また、1951年創業のフルーツ専門仲卸・松孝(東京都大田区)は、追熟させたバナナやアボカドを大田市場から直送して販売します。

 フードコーナーでは、全国12ブルワリーのクラフトビールが味わえるほか、クラフトコーラも楽しめます。

SDGs商品の広め方を伝えるセミナー

 ツギノジダイは1日と2日の両日、会場内の「つながるセミナー」というスペースで、セミナーを企画します。

今井裕平さん(本人提供)

 1日午後3時からは、ビジネスデザイナーの今井裕平さん(kenma代表)が「ソーシャルグッドとビジネスの両立」というテーマで登壇します。今井さんは、医療従事者が「身につけるメモ」として愛用し累計百万本を突破した商品「wemo」をデザインを手がけました。ツギノジダイでは「後継ぎ世代の脱下請けとデザイン経営」を連載中です。

 今井さんには、wemoをはじめ、自身がプロデュースした事例をもとに、社会課題の解決につながるソーシャルグッドな商品を、ビジネスとして持続可能にするためのヒントを語っていただきます。

松岡宏治さん(マクアケ提供)

 2日午前11時からは、応援購入サービスサイト「Makuake」のバイヤーでマクアケ執行役員の松岡宏治さんが、「応援されるサステナブル商品とは」というテーマで登壇します。

 Makuakeは会場内にブースを設けており、サイトのサポーターから支持を集めた約20社の雑貨やフェムテック関連商品などを出展します。今回のセミナーでは、全国各地の優れた商材を扱ってきた松岡さんが、幅広いユーザーに応援されるサステナブル商品を開発したり広めたりするためのヒントについて、実例をもとに語ります。

 いずれも、SDGs商品の展開に関心のある中小企業関係者や展示会バイヤーの皆様に向けて発信します。今井さん、松岡さんへの質疑応答の時間も設ける予定です。ぜひ当日会場でご参加ください。

 このほかのセミナーでは、タレント・作家のモモコグミカンパニーさんと芝浦工業大学教授でマーケティングアナリストの原田曜平さんとの対談などが企画されています。

ツギノジダイ読者を無料招待

 今回の「GOOD LIFE フェア」に、ツギノジダイ読者の皆様を無料でご招待します。下記のリンク(朝日新聞社サイト)の案内に従って、登録をお願いいたします。

 セミナーの参加は無料ですが、事前予約制となっています。「GOOD LIFE フェア」の参加登録終了後に、フェアの公式ページから登録をお願い致します。

 また、来場された方には中小企業のSDGs商品開発の事例を紹介した小冊子を300部限定でプレゼントします。ツギノジダイが企画したセミナーや、会場内のメディアパートナーブースでお渡しします。

小冊子「中小企業のSDGsを前に進める」の表紙。「GOOD LIFE フェア」の会場で限定配布します

 皆様の多数のご来場をお待ちしています。