目次

  1. 日産の2024年9月半期中間決算、営業利益90%減
  2. 国内取引数が半年で762社減少 
  3. 産業別では製造業が最多 都道府県別では東京都
  4. 日産自動車の今後の展望

 日産自動車の公式サイトによると、2024年4月~9月累計で、グローバル生産は、対前年同期比-7.8%と前年実績を下回り、153万2501台。国内生産も対前年同期比-13.4%と前年実績を下回り、30万7101台となりました。

 さらに、日産自動車の決算報告によると、2024年9月半期中間決算は、営業利益が前年同期比90.2%減となり、グローバルでの生産能力を20%減らし、9000人の人員削減をすると発表しました。

 経営が急速に悪化した要因として、日本で開発を先行させていた電気自動車(EV)の販売が振るわない一方、アメリカで他社が販売の主軸としているハイブリッド車(HV)を投入していないこと、インセンティブ(販売奨励金)に頼った販売をしていたことなどが挙げられています。

 こうしたなか、東京商工リサーチは、2024年12月時点での日産自動車グループの国内取引先の社数を調べました。

 具体的には、東京商工リサーチによると、企業データベースから日産グループの2024年3月期有価証券報告書に記載された国内連結子会社と三菱自動車工業を含む持分法適用会社の18社(日産自動車含む)の1次(直接)、2次(間接)の取引企業を抽出しました。

 すると、2024年12月9日時点の国内取引先の合計は、1万3283社で、6月の調査(1万4045社)から半年で762社(5.4%)減っていました。

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