啓文堂書店、2025年6月30日から紀伊國屋書店グループへ 株式を譲渡

京王沿線を中心に啓文堂書店が2025年6月30日をもって紀伊國屋書店グループとなります。京王電鉄が、啓文堂書店を運営する子会社の京王書籍販売の全株式を紀伊國屋書店へ譲渡する株式譲渡契約を、4月21日に締結したと公表しました。啓文堂書店の商号と屋号は、今後、順次変更となる予定です。
京王沿線を中心に啓文堂書店が2025年6月30日をもって紀伊國屋書店グループとなります。京王電鉄が、啓文堂書店を運営する子会社の京王書籍販売の全株式を紀伊國屋書店へ譲渡する株式譲渡契約を、4月21日に締結したと公表しました。啓文堂書店の商号と屋号は、今後、順次変更となる予定です。
啓文堂書店は、京王電鉄の完全子会社である京王書籍販売(本社・東京都多摩市)が、京王線沿線を中心に「啓文堂書店」の屋号で展開してきた書店です。1975年に創業し、現在は約20店舗を運営しています。
紀伊國屋書店の公式サイトによると、紀伊國屋書店は1927年、田辺茂一が個人営業で現在地(東京・新宿3丁目)に創業したのがはじまりです。当時は、新規開業のため、一般雑誌を置くことができず、同人誌や文芸誌、文学書や学術書などを中心とし、他書店との差別化をはかったのだといいます。
現在は日本全国に73店舗あるほか、世界10ヵ国以上で40店舗以上を展開。さらに大学内にブックセンターもあります。
京王電鉄と紀伊國屋書店のプレスリリースは、「京王電鉄と紀伊國屋書店は啓文堂書店の発展と地域文化への貢献のために、更なる成長を目指し、2025年6月30日を以て、京王書籍販売を紀伊國屋書店グループの一員として運営していくことに合意いたしました」と発表。譲渡契約は4月21日付です。
6月30日から紀伊国屋書店のグループになり、商号や屋号は店舗の改装などを経て順次変えていく予定です。
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