【動画】「業績回復は小さな成功の積み重ね」星野、小巻両氏のリーダー論
朝日新聞社が運営するメディアbouncyは、定期開催しているファンイベント「bouncy Lab.」で、星野リゾート代表の星野佳路さんとサンリオエンターテイメント代表の小巻亜矢さんが「コロナ禍を生き抜く 逆境のリーダー論」をテーマに話し合いました。10月30日のイベントの様子を動画も合わせてお伝えします。
朝日新聞社が運営するメディアbouncyは、定期開催しているファンイベント「bouncy Lab.」で、星野リゾート代表の星野佳路さんとサンリオエンターテイメント代表の小巻亜矢さんが「コロナ禍を生き抜く 逆境のリーダー論」をテーマに話し合いました。10月30日のイベントの様子を動画も合わせてお伝えします。
経営危機に陥っていたサンリオピューロランドを4年間でV字回復させたのが、サンリオエンターテイメント社長の小巻亜矢さんです。その秘訣を語りました。
「一番キモになったのが、社員同士、部署同士のコミュニケーションです。情報共有がベースにあって、あとは『やってみよう精神』です。業績が良くなかったので、みんなのアイデアを実現しようと背中を押しました。いろいろなコラボやターゲット層を広げる施策などをやってきましたが、どれか一つではなく、みんなが持っていたパワーをお互いにエンパワーメントすることで、花開きました」
星野さんは1991年1月、星野リゾートの前身である「星野温泉」の社長に就任。経営改革に乗り出しますが、「最初の5年は人材難で苦労しました」と振り返りました。当時の観光業は長時間労働で、土日、連休期間は休みでなく、人気がなかったためです。
「星野温泉よりも星野リゾートの方が入社してくれるんじゃないかと社名を変更したんですが、ぜんぜん増えず、そこじゃなかったんです」。その後、地道に会社の魅力をつけていくことが採用力につながったそうです。
逆境のなかでの組織運営について、小牧さんは次のように話しました。「一朝一夕に組織は変わらないですし、業績低迷時に大型投資が厳しい時には、地道に課題の根幹にあるものを見つけて、それをクリアにしていくことを繰り返していくしかありません。そうするうちに、成功が積み重なっていって、気がつくと業績が回復してきました」
星野さんも、小さい成功を積み上げる感覚は共感しますねと続けます。「大きな投資に踏み込めないのが再生の現場です。業績が悪くなると自信を失い、負け癖がつくんです。しかし、小さな成功をすると組織が強くなります。ちょっとずつ自信回復につながりました」。その後もリーダー論について、議論が展開します。当日の動画は、ツギノジダイ会員に登録するとご覧頂けます。
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bouncy Lab.は、“ポジティブな未来”をタグラインとする商品やサービスを紹介するメディア、bouncyがファンと交流する場です。司会は、bouncyの津田啓夢・編集長が務めました。
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